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韓国中銀、政策金利を据え置き 政治混乱や米利上げで

2016年12月15日

[ソウル 15日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は15日、政策金利を過去最低の1.25%に据え置いた。据え置きは6カ月連続。市場も据え置きを予想していた。

ロイター調査では、アナリスト20人中全員が今回の据え置きを予想していた。また、大半が国内の政治スキャンダルや海外の不透明要因を理由に当面の据え置きを見込んでいる。

韓国国会は9日、朴槿恵大統領の親友による国政介入疑惑をめぐり朴氏の弾劾訴追案を賛成多数で可決した。憲法裁判所が180日以内に、同措置の是非を判断する。

米連邦準備理事会(FRB)が、14日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%ポイントの利上げを決定したことは予想されていたが、2017年の利上げ予想回数は中央値で3回と、これまでの2回から増えたため、投資家はポジション調整に動いた。

米韓の金利差は縮小を続ける見通しで、資金流出のリスクから韓国中銀の利下げは困難になるとみられる。

中銀の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は記者団に対し、「これまでにも繰り返し表明してきたが、われわれはFRBだけでなく、経済全体の動向をみている」と述べた。

未来アセット大宇証券の債券アナリスト、Yoon Yeo-sam氏は、来年末までの政策金利据え置きを予想。「米利上げペースの見通しが従来より速まり、韓国経済が直面する下方リスクもある。しかし、中銀が利下げするのは容易ではない」とし、国外への資金流出に懸念を示した。

HI投資証券のエコノミスト、Park Sang-hyun氏は「企業にとって、国内政治の先行き不透明感は、FRBの政策やトランプ次期米政権に関連した外的要因よりも大きなリスクとなるようだ」と指摘。「こうした不透明感や家計債務を背景に、韓国中銀は17年は金利を据え置くだろう」との見方を示した。

企画財政省の崔相穆(チェ・サンモク)次官は、米利上げ決定を受けて金融市場のボラティリティーが高まる可能性があるとし、韓国政府は引き続き最大限の警戒を続けると述べた。

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