12月14日、米連邦準備理事会(FRB)は14日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、0.50-0.75%とすることを決定した。イエレンFRB議長がFOMC後の会見で行った発言要旨は以下の通り。ニューヨーク証券取引所で撮影(2016年 ロイター/Lucas Jackson)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は14日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、0.50-0.75%とすることを決定した。イエレンFRB議長がFOMC後の会見で行った発言要旨は以下の通り。

バランスシートの縮小時期

 バランスシートの縮小を開始するにあたり、適切といえるフェデラル・ファンド(FF)金利水準はどこかといった機械的なルールは存在しない。またFF金利の水準だけでなく、経済のモメンタムや経済の下振れリスクなども考慮しながら縮小を決める。この問題に関してわれわれはまだ決定を下していないが、ずっと前から検討を重ねている。縮小には何年もかかるだろうが、うまくいけば、バランスシートはいずれ現行水準よりかなり小さくなる見通しだ。

金融規制改革法(ドッド・フランク法)

 (金融規制改革法下での進展を)後退させないことが極めて重要だ。多少変更される可能性はあるだろう。われわれも、ボルカー・ルールの順守や規模が小さい銀行に適用する報奨金に関する規制といった負担の軽減などについて、いくつかの変更は提案した。だが、金融規制改革法を堅持することが重要であることを強調する。

トランプ氏の財政政策や選挙に対する市場の反応をめぐるFOMCでの討議

 FOMCで討議した。経済政策がどのように変化するのか、経済にどのような影響を及ぶかをめぐりかなりの不透明性が存在すると、すべてのFOMC参加者が認識している。

4年の任期全うする意向

 4年の任期を全うする意向だ。将来については何ら決定していない。再任されるかもしれないし、されないかもしれない。これは私が決めることではなく、現時点で何も考えていない。指摘があるように、理事としてFRBにとどまる可能性はあるだろうが、それはいずれ決まることだ。

高圧経済が望ましいと言ったことない

 高圧経済の運営を選好すると言ったことはない。過去分も含め、FRB当局者の経済見通しに目を向ければ、失業率は数年にわたり、長期的に正常と判断される水準をやや下回ると見込まれているが分かる。これは純粋にインフレ率がわれわれの目標に到達していないという点に基づき適切な政策だ。2%のインフレ目標を上回ることも望まないが、一方で目標を下回る状況が続くことも望んでいない。だが過熱気味の経済運営を実験的に行うことを推奨しないと明言する。