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NY市場サマリー(15日)

2016年12月16日

[15日 ロイター] - <為替> ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して買われ、ドル/円<JPY=>は一時、前日比1.4%高の118.66円と2月上旬以来10カ月半ぶりの高水準に上昇。主要6通貨に対するドル指数.DXYは一時、約14年ぶりの高値となる103.560を付けた。

米連邦準備理事会(FRB)がこれまでよりタカ派姿勢を強めるとの観測に加え、トランプ次期米政権下で米経済成長が加速するとの期待が出ていることが背景。

終盤のドル/円は0.9%高の118.11円。ユーロ/ドル<EUR=>は一時、1.6%安の1.0367ドルと2003年1月以来の安値をつけ、終盤は1.2%安の1.0406ドルで推移している。

ドルはスイスフランに対しても買われ、ドル/スイスフラン<CHF=>は一時、2010年8月以来の高値となる1.0344フランに上昇した。

<債券> 米金融・債券市場では、米連邦準備理事会(FRB)が来年は利上げを加速させるとの観測から国債利回りが上昇した。ただ朝方発表された11月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが緩やかなものとどまったことで、長期債を中心に利回りの上昇幅は縮小した。

この日の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは一時約2年ぶりの水準に上昇。2年債<US2YT=RR>利回りは約7年ぶりの水準を更新した。中期債利回りも上昇し、5年債<US5YT=RR>は5年半ぶり、7年債<US7YT=RR>は約3年ぶりの高水準を付けた。

ただ労働省が発表した11月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇となり、前月の0.4%上昇から鈍化。これを受け、国債利回りの上昇幅はやや縮小した。

終盤の取引で10年債利回りは2.594%、30年債利回りは3.155%で推移。イールドカーブはフラット化し、5年債と30年債の利回り格差は107ベーシスポイント(bp)と、9月初旬以来の水準に縮小した。

<株式> 米国株式市場は反発して引けた。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ加速観測を受けた金融株の買いが相場を主導した。

FRBはトランプ次期政権の政策を見据え、来年想定される利上げ回数を9月時点の2回から3回に修正。トランプ氏による財政支出拡大がインフレとともに金利上昇をもたらし、銀行セクターにプラスに働くと見込まれている。

ウンダーリヒ・セキュリティーズのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は、トランプ政権が規制緩和を実施すれば最も規制が厳しい分野の1つである金融が恩恵を受けると指摘した。

インターネット検索のヤフー<YHOO.O>は6.1%下落。過去最大規模の10億人を超える個人情報流出があったと発表し、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ.N>への中核事業売却計画の先行きに不安が広がった。ベライゾンは0.3%上昇した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを速める可能性を示唆したことを受けて、大幅反落した。中心限月2月物の清算値は前日比33.90ドル安の1オンス=1129.80ドルと、中心限月の清算値ベースで2月2日以来約10カ月半ぶりの安値を付けた。

FRBは前日、大方の予想通り追加利上げを決定。その上で、来年の利上げ想定回数を2回から3回に引き上げた。これを受けて、金利を生まない資産である金の魅力が急速に減退、相場は大幅下落した。その後も、外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行したことを受けてじりじりと売られる展開となり、清算値はこの日の安値付近で確定した。

この日朝方に発表された米経済指標は、米消費者物価指数(CPI)が全体、コア指数ともに市場予想と一致。ニューヨーク州製造業景況指数と米新規失業保険申請件数は予想を上回る好調な内容だったが、金相場の反応は限定的だった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル高・ユーロ安を背景とした売りが一巡し、小幅安となった。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は前日比0.14ドル(0.27%)安の1バレル=50.90ドル。中心限月の2月物の清算値は0.12ドル安の51.97ドルとなった。

外国為替市場では、米連邦準備理事会(FRB)による来年以降の利上げペースが速まるとの観測からドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される原油は割高感を背景に早朝から売り込まれた。その後、相場は一時節目の50ドルを割り込んだものの、安値圏では値頃感による買い意欲が旺盛となったほか、テクニカル要因による買い戻しも活発化。午後には下げ幅を一掃し、プラス圏に浮上する場面も見られた。ただ、清算値確定前には再び売りがやや優勢となった。

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