ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

対米証券投資、10月の米国債保有高は日本が中国を抜き首位に

2016年12月16日

[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米財務省が15日発表した10月の対米証券投資統計によると、海外投資家による米財務省証券投資は635億ドルの売り越し。この中で、日本の米財務省証券保有高は約2年ぶりに中国を抜いて首位となった。

日本の米国債保有高は1兆1310億ドル。中国の保有高は前月から約413億ドル減の1兆1150億ドルと、5カ月連続で減少し、2010年7月以来の低水準となった。減少幅は過去3番目の大きさ。

中国は人民元の下支えの資金を確保するため、米国債を売却している。

DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「中国は流動性を必要としており(米国債売却)は1つの資金源となっている」と指摘した。

元の対ドル相場は15日に8年超ぶりの安値をつけた。米連邦準備理事会(FRB)が利上げを決定するとともに、来年の利上げペースの予想を引き上げたことが背景にある。

10月までの1年間に中国は米国債保有高を約10.5%、額にして1304億ドル減らしている。

一方、日本の保有高はこれまでほぼ安定的に推移している。

中国が日本を抜いて米国債保有高首位となったのは国際金融危機発生後の08年9月で、13年11月にピークの約1兆3200億ドルに達した。その後は減少傾向にあり、15年2月には日本が一時逆転し首位に立った。

対米証券投資全体の売り越しは7カ月連続。9月には売り越し額が過去最大の766億ドルに達していた。

中央銀行など海外公的機関は452億6000万ドルの売り越し、海外の民間投資家は191億7000万ドルの売り越しだった。

海外投資家による米長期有価証券投資(株式スワップ等除く)は94億ドルの買い越し。

短期債も含めた対米証券投資は188億ドルの買い越し。前月は1544億ドルの売り越しだった。

*内容を追加しました。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧