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出光、昭和シェル株式31.3%を取得 統合協議は継続

2016年12月19日

[東京 19日 ロイター] - 出光興産<5019.T>は19日、昭和シェル石油<5002.T>との経営統合を進めるため、英蘭ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS)<RDSa.L>から昭和シェルの株式を取得したと発表した。公正取引委員会からもこの日、株式の取得について承認を得ていた。

取得したのは議決権ベースで31.3%。出光は当初、33.3%を取得する計画だったが、創業家が統合を阻止する狙いで取得した昭和シェル株と合わせると、公開買い付けのルールに抵触する水準(発行済み株式の3分の1超)になる恐れがあるため、多少の余裕を残し、取得株数を減らした。

取得価格は予定通り1株当たり1350円で、総額は1589億円。今回取得しなかった株式については、RDSが少数株主として保有する。

出光と昭和シェルは、今後も経営統合を目指して協議を続ける。

創業家は統合になお反対しており、先行きは不透明だ。

創業家の代理人を務める弁護士事務所はロイターに対し、「合併には引き続き反対。株式取得後、会社側がどのような経営判断をするか状況を見ていく」と話した。

一方、公取委は同日、来年4月に予定している石油元売りのJXホールディングス<5020.T>と東燃ゼネラル石油<5012.T>の経営統合を承認すると発表した。

出光と昭和シェルの統合計画の影響を受けてJXと東燃ゼネラルにも再編の波が押し寄せたはずだったが、大株主の同意を得られない出光・昭和シェルより一足先に、JX・東燃ゼネラルの統合が実現する。

JX・東燃ゼネラルは、それぞれ21日に臨時株主総会を開く予定。

*内容を追加しました。

(江本恵美、浦中大我 編集:山川薫)

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