買いのゾーンまで十分に引きつけてから買う

 続いて紹介するチャートは、戸田工業(4100)です。

 こちらも、ステージを変えながらボックス相場をつくる、代表的なうねりチャート銘柄です。

 次の図表22のグレーのゾーンにあるとおり、下値は280円から250円の間で固められています。

 また、さきほど紹介した大平洋金属よりは、上下のブレ幅が小さくなってきていることがわかります。

 と、ここまで分析したら、あとの売買方法は同じです。

 グレーのゾーンまで引きつけながら、買いを入れていきます。こうすることで、リスクを減らしながら利益をつくりだすことができます。

 ちなみに、戸田工業はおよそ2年という長い期間において、このようなボックス相場を演じてきました。

 つまり、それだけ長い間、確実に利益を積み増しすることができたわけです。一見、小さな利益でも、積みあがればそれなりの資産となります。