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米中古住宅販売が10年ぶり高水準、低金利で駆け込み需要

2016年12月22日

[ワシントン 21日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が21日発表した11月の中古住宅販売は、前月比0.7%増の年率561万戸で、2007年2月以来9年9カ月ぶりの高水準となった。市場は1.0%減の550万戸を予想していた。

将来の住宅ローン金利の上昇を見越して、消費者は金利が低いうちに住宅を駆け込みで購入しようとしているとみられる。

前年同月比では15.4%の増加だった。

10月の販売戸数は当初発表の560万戸から557万戸に下方改定された。11月の販売は北東部と南部で増加した。中西部や西部では落ち込んだ。

11月の住宅販売価格中央値は前年同月比6.8%上昇の23万4900ドル。

住宅在庫は前月比8.0%減の185万戸。在庫比率は4.0カ月と、前月の4.3カ月から低下した。健全な需給バランスの目安は6カ月とされる。

MUFGユニオンバンク(ニューヨーク)の首席エコノミスト、クリス・ラプキー氏は「住宅販売が堅調な状況が続けば、来年の消費支出が押し上げられ、経済は力強く成長するとの確信を強めることができる」と述べた。

11月8日の米大統領選にトランプ氏が勝利したことを受けて、住宅ローンの金利は上昇している。トランプ氏が掲げるインフラ投資の拡大や大規模な減税はインフレを加速させるとみられている。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、選挙後に住宅ローンの30年固定金利は約60ベーシスポイント(bp) 上昇し、平均で年4.16%と14年10月以来の高い水準をつけている。

バークシャー・ハザウェイ・ホームサービシズのプレジデント、スティーブン・フィリップ氏は、住宅ローン金利が上昇すればするほど住宅価格は上昇し、市場も減速するとしながらも、来春は所得の伸びが金利の上昇ペースを上回り、影響は相殺される可能性があるとの見方を示した。

先週、米連邦準備理事会(FRB)が政策金利のフェデラルファンド(FF)金利を25bp引き上げ、年0.50-0.75%としており、住宅ローン金利はさらに上昇する可能性がある。FRBは来年、3回の利上げを想定している。

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