一世を風靡した「寄せて上げる」がブラジャー選びの常識と思っている女性が多かったが、その認識が修正されつつあるいうことらしい。実際、下着白書の調査によれば、試着して自分が思っていたサイズと異なっていた経験が「ある」と答えた人の割合は、85%にも達している。

 女性の体形は男性以上に出産や年齢によって大きく変化する。パートナーには試着して、適正なサイズを把握するように、アドバイスしてみてはいかがだろうか。

年代を超えて人気の色は
「ピンク」「黒」「ベージュ」

 次がブラジャーの色。「何色のブラジャーを一番多くお持ちですか?」との問いに対しては「ピンク」「黒」「ベージュ」が、年代を問わず不動の御三家となった(右図)。ショーツでは黒がトップである(右下図)。年代別でみると若い層でピンクの比率が高く、年代が上がるほどベージュの割合が高くなる。黒はどの年代でも安定した支持を受けている。

 全くのおじさん感覚で黒の下着といえば、「セクシー」「大人の色気」を感じてしまうが、どうもこれは妄想らしい。

「女性からすると、黒はスポーティな感じなんです。黒は透けて見えても実は“エロ”くありません。例えばブラジャーの肩ひもが見えていても、タンクトップのひものようにも見えるので、使い勝手がいい色なんです。だから、世代にかかわらず支持されている」(増田さん)

 黒が想起させる男女のイメージの差は、おじさん記者とっては大きなショックでもあり、新鮮でもあった。

 下着白書では、下着の色としても最も好きな色を都道府県別に聞いている。黒がトップに来た上位3県は、福岡県、鹿児島県、沖縄県の九州勢、黒の人気が低いのが、秋田県、青森県、群馬県の東北・北関東勢。「やっぱり情熱的で、開放的な九州は黒かぁ」と、またも妄想してしまうが、毎年の調査ごとに都道府県の順位が大きく変わるため、なかなか一定の解釈はできないとのことだった。