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カイゼン!思考力

今したいのはそんな議論じゃない――論点のすり替え

嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]
【第37回】 2011年2月25日
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陥りがちな思考の罠に迫る「カイゼン!思考力」。今回は、論点のすり替えを取り上げる。

――問題です

 以下のBさんの考え方の問題点は何か。

 A「俺は、Z知事はけっこう頑張っていると思うよ」

 B「なぜだい」

 A「だって、長年懸案事項となっていた○○問題や△△問題も解決したし、例の□□事件の時の対応も早かった。過去の知事に比べたら立派なものさ。なにより、自ら広告塔となって県のセールスマンとして機能している」

 B「確かに、それは否定しない。しかし、俺は君の意見には同意できないな」

 A「それはまたどういう理由からだい?」

 B「知っていると思うが、Z知事は女性関係がルーズだ。それが原因で離婚したというじゃないか。それに、広告塔と言っても、元タレントなわけだから、それは割り引いて考えないと」

 A「…」

注:本事例は架空の事例です

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嶋田 毅 [グロービス 出版局長兼編集長、GLOBIS.JP編集顧問]

東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社、主に出版、カリキュラム設計、コンテンツ開発、ライセンシングなどを担当する。現在は出版、情報発信を担当。累計120万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」や、「グロービスの実感するMBAシリーズ」のプロデューサーも務める。
グロービス経営大学院や企業研修においてビジネスプラン、事業創造、管理会計、定量分析、経営戦略、マーケティングなどの講師も務める。また、オンライン経営情報誌 GLOBIS.JPなどで、さまざまな情報発信活動を行っている。


カイゼン!思考力

ビジネスパーソンが日常生活やビジネスの現場で陥りがちな思考の罠。そんな罠になぜ人ははまってしまうのか――。その謎と罠に陥らない方法に迫ります。

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