ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

ロッキードCEO、トランプ氏にF35のコスト圧縮決意を伝える

2016年12月26日

[23日 ロイター] - 米ロッキード・マーチン<LMT.N>のマリリン・ヒューソン最高経営責任者(CEO)は23日、トランプ次期米大統領に最新鋭ステルス戦闘機F35のコスト圧縮に全力で取り組む考えを伝えたことを明らかにした。

トランプ氏は22日にツイッターで、ロッキードが開発しているF35のコストの高さをやり玉に挙げた上で、ボーイング<BA.N>にF18スーパーホーネットがより安価な代替機になれるかどうか問い合わせたと発言していた。

これを受けてヒューソン氏も23日にツイッターでトランプ氏と会談したことを報告。F35のコストを下げるべきだというトランプ氏の「はっきりとした」メッセージを受け止め、「積極的なコストダウンを進める個人的な意思をトランプ氏に示した」と説明した。

F18スーパーホーネットはF35よりも前の世代の機種でステルス性に劣る。このため米政府内ではトランプ氏の発言に困惑も出ている。ある高官は「中国が設ける防空網を含めたA2/AD(接近阻止・領域拒否)システムを(ステルス性能で)突破できなければ、どうやって対決できるのかと、誰かがトランプ氏に問いただす必要がある」と述べた。

バーティカル・リサーチ・パートナーズのアナリストチームは23日付ノートで「物理法則に異変が起きない限り、1980年代からある艦載機ベースでステルス性がなく、エンジンが2基ある戦闘機を、2000年代に開発が始まった単発エンジンで多目的用途に対応できるステルス機に仕立てることはできない」と指摘した。

それでもトランプ氏のF35の開発計画に対する不満は、ロッキードにとってリスクであるのは間違いない。同計画は昨年の売上高の20%を占めており、ロッキードの重要な収入源となっている。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧