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NY市場サマリー(27日)

2016年12月28日

[27日 ロイター] - <為替> ドルが対円で上昇した。市場予想を上回る堅調な米経済指標が追い風となった。

10月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は、主要20都市の住宅価格動向を示す指数が前月比で0.6%上昇した。市場予想の0.5%を上回り、市場では、連邦準備理事会(FRB)が来年、利上げペースを速めるとの見方が強まった。

ドル/円<JPY=>はその後、12月の米消費者信頼感指数が約15年ぶりの高水準となったことを受けて上げ幅を広げ、一時117.61円まで買われる場面があった。ただ、12月15日につけた10カ月ぶり高値水準の118.66円には届かなかった。

BKアセット・マネジメントのマネジングディレクター、キャシー・リーン氏は「来年見込まれるFRBの利上げの動きが債券には重しとなっており、米国債利回りが上昇、ドルが買われている。(強い内容となった)ケース・シラー指数がその流れを助長しているのは明らかだ」と指摘した。

<債券> 国債利回りが上昇した。朝方発表された米経済指標が堅調だったことで、米経済が力強さを増し物価も上昇しつつあることがあらためて確認されたことが背景。

10年債<US10YT=RR>利回りは2.571%。30年債<US30YT=RR>利回りは3.151%と、今月21日以来の高水準を付けた。

市場関係者は年末を控え商いが細っていることで値動きが拡大されたと指摘。DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「今週は大口の売りも買いも出なかったとしても相場は動きやすくなる」としている。

<株式> 小幅続伸して引けた。好調な消費者信頼感指数や住宅価格指数が相場を支えた。ただ、出来高は今年最低水準にとどまった。

セクター別ではハイテク株が上昇し、ナスダック総合指数の終値は過去最高値を更新した。

ただ、足元の相場はトランプ次期米大統領の政策効果をさまざまな形で織り込んで上昇してきたことから、一部の市場参加者は今が利益確定に動く機会とみている。

レーデンバーグ・タールマン・アセット・マネジメントのフィル・ブランカート最高経営責任者(CEO)は「次期政権への期待や希望が高まり過ぎている」と指摘。米国の消費はそれなりに好調で企業利益も多少持ち直しているとはいえ、業績が急激に上向いているわけではないとの見方を示した。

S&P総合500種とナスダック総合の構成銘で上昇率が最大の6.9%になったのは半導体のエヌビディア<NVDA.O>だった。

オンライン小売のアマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は1.4%高。年末商戦期間のプライム会員向け出荷数が10億個を超えたと発表した。

<金先物> 薄商いの中、安値拾いの買いなどに支えられ続伸した。

この日はショートカバーが入ったほか、安値拾いの買いも入り、プラス圏を維持した。ただ、ロンドン市場が休場だったほか、年末年始を控えて連休を取る市場参加者も多く、薄商いだった。売り買いのきっかけとなる材料にも欠け、ほぼ終日にわたり狭いレンジでの値動きとなった。

<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による協調減産実施を控えて買いが優勢となり、3営業日続伸した。

この日はクリスマスに伴う3連休明けで薄商いだったが、OPEC加盟・非加盟の産油国が15年ぶりに合意した協調減産を1月1日から実施に移す予定であるため、世界的な需給不均衡が解消されるとの期待が追い風となり、相場はほぼ一本調子で上昇。午後には一時54.10ドルを付けた。

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