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NY市場サマリー(28日)

2016年12月29日

[28日 ロイター] - <為替> ポンドが対ドルで一時約2カ月ぶりの安値を付けた。来年始まる英国の欧州連合(EU)離脱交渉を巡る懸念があらためて広がったことなどが影響した。

ドルはユーロに対しても堅調だったが、対円では終盤に上昇が失速した。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時8営業日ぶり安値の1.0372ドルまで売られた。一部のアナリストによると、経営難のイタリア大手銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)<BMPS.MI>に必要な資本注入額に関する欧州中央銀行(ECB)の見積もりが増加したことが、ユーロ安の一因になった。

ドル/円<JPY=>は欧州時間に6営業日ぶり高値の117.81円まで買われた。

<債券> 午後に実施された5年債入札で堅調な引き合いが見られたことで国債に対する需要が高まり、国債利回りが低下した。

財務省が実施した340億ドルの5年債入札では、最高落札利回りが2011年4月以来の高水準となったほか、応札倍率は2014年11月以来の高水準となった。これを受け国債利回りが低下。10年債<US10YT=RR>利回りは今月14日以来、30年債<US30YT=RR>利回りは8日以来の低水準を付けた。

BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、アーロン・コリ氏は、5年債入札で強い需要が見られたことでショートカバーが入った可能性があると指摘。ただ「市場は来年の見通しについて過度に楽観的になっており、そのために利回りが若干押し上げられ過ぎている可能性がある」とも述べた。

<株式> 薄商いのなか反落した。住宅関連指標の悪化などをきっかけに、幅広い銘柄が売られた。

11月の米中古住宅販売仮契約指数は1月以来の低水準となり、金利上昇が住宅市場の重しになっている可能性が示された。このためPHLX住宅株指数<.HGX>は1.2%下げ、3週間ぶりの低水準で引けた。

ハイテク株も全般に売りが優勢で、S&P500種ハイテク株指数<.SPLRCT>は0.9%下落した。半導体のエヌビディア<NVDA.O>は6.9%下落。調査会社シトロン・リサーチがエヌビディアの株価は2017年に90ドルに向けて下落するとの見通しを示した。

ボーイング<BA.N>は0.9%安。デルタ航空<DAL.N>がボーイング製の最新型旅客機「ドリームライナー」18機の発注をキャンセルすると発表したことが材料視された。

<金先物> 年末で商いが細る中、ショートカバーなどが入って3営業日続伸した。

相場はこの日も閑散商い。クリスマスと年末の谷間に当たるため、市場参加者も極めて少なかった。未明には、外国為替市場でドル売り・ユーロ買いが進んだことから、ドル建てで取引される金塊に割安感が生じ、相場は一時ショートカバーなども入って1145ドルまで上昇したが、その後ドル買い・ユーロ売りに転じたため、朝方までに上げ幅を縮小した。

<米原油先物> 主要産油国が合意した協調減産履行への期待を背景に追随買いが入り、4営業日続伸した。

年末を前に休暇入りする市場参加者が目立つ中、未明以降は値が振れやすく、やや荒い値動き。前日、石油輸出国機構(OPEC)非加盟国のベネズエラが年明けから日量9万5000万バレルの減産実施の意向を表明し、この日もOPEC加盟国のイラクとイランが各国の合意履行に楽観的な見方を示したことなどが買い材料視された。

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