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写真が語る2016年:F22戦闘機に「超接近」

2016年12月29日

[7日 ロイター] - 英国にある米空軍基地から4月、燃料タンカーに同乗し、クリミア付近で戦闘機への空中給油を撮影した。2016年を象徴する一連の写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

撮影したカメラマン:Toby Melville

飛行機に乗るのは大嫌いだ。そのため、英国にある米空軍基地からクリミア付近まで、戦闘機への空中給油を撮影したくないかと問われた当初、私は躊躇(ちゅうちょ)した。

過去の取材でも、私は何度も具合が悪くなっている。バグダッド上空を軍のヘリコプターで飛んだとき、コソボ山間を通過したとき、また激しい雷雨のなか、チリ上空のアンデス山脈を激しく上下に揺れながらプロペラ機で飛んだときがそうだった。

だが、またとない絶好の場所からの撮影チャンスを得たことで、私の不安と吐き気はすぐに消え去った。

午前3時30分に鳴ったアラームが、19時間に及ぶ任務の始まりを告げた。50年という年季の入った巨大で騒音も激しい燃料給油機に搭乗して、空中での8時間のシフト勤務を過ごす。

米空軍の乗組員たちは、驚くべき機動飛行を行うF22戦闘機ラプターを撮影する機会を、何回か与えてくれた。

数百ノットの速さで飛ぶラプターは、ほんの数メートルしか離れていなかった。狂いのない正確さで、へその緒のような管が搭乗した給油機の下部から空中に垂れ下がり、ラプター上部の非常に小さく見える開口部とつながった。

この写真は、パイロットが燃料を受け取る準備をしているところを撮影したものだ。撮影するには最高の窓ガラスに恵まれ、またルーマニアから英国に戻る帰路の視界が良好だったこともあり、私は自分が撮った写真に満足している。

ありがたいことに、今回の取材中、私は終始落ち着いて過ごすことができた。終了後に報告しているとき、ふらつく足を隠そうとはしながらも、エスカレーターに乗っていて吐いた経験があることはパイロットや乗組員の誰にも言わなかった。それほど私の乗り物酔いはひどいのだ。

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