昨年から、いくつかの企業の新入社員研修やフィードバック研修で「ダイアローグ」の手法を取り入れているということを第7回などで書きました。

 ある企業の新入社員研修で、「なぜ給料をもらえるのか」というテーマでダイアローグをやりましたが、仲間同士の対話によって思わぬ発見や気づきがあったようで、なかなか盛り上がりました。

 正解を教えるのではなく、最適解を考えさせることは、自分のアタマで考え、他者の意見を傾聴してすり合わせるトレーニングとして、かなり有効だと思います(業務知識など、正解を教える必要がある領域があることも確かですが)。

「言われたことはやる。しかし、必要以上のことはまったくしようとしない」というタイプには、同期の存在を刺激にするようなダイアローグやコミュニケーションによって、「やる気の最大値や平均値」を意識させるのが役に立ちます。

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