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大地震に襲われたニュージーランドは日本ラグビー界の「先生」と言える存在。一日も早い救助と復興を祈る

相沢光一 [スポーツライター]
【第142回】 2011年3月1日
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 22日、ニュージーランド南島にあるクライストチャーチを襲った大地震は日本にも大きな衝撃を与えた。語学研修などで滞在していた学生など多くの日本人が被災したこともあって、他人ごととは思えないのだ。

 報道によれば連日、懸命の救助活動が続けられているようだが、地震発生から1週間経った今も新たな救出の報はない。それをひたすら待ち続けるしかないご家族の悲痛は察するに余りがある。

 そんな折の27日、秩父宮ラグビー場ではラグビー日本選手権決勝、三洋電機―サントリー戦が開催されたが、入場ゲート脇ではニュージーランド地震被災地支援のための募金が行われた。

 そこにはかつてラグビー・ニュージーランド代表「オールブラックス」のトライゲッターとして活躍し、現在は日本代表ヘッドコーチ(監督)を務めるジョン・カーワン氏やトップリーグの選手たちの姿があった。観戦に訪れた多くのラグビーファンが募金の呼びかけに応じ、1日で約370万円が集まったという。

 秩父宮に集まった観衆は1万4000人を超えた。最近では異例なほどの大観衆だ。もちろん目当ては好カードとなった日本一決戦だが(結果はサントリーが37―20で勝利)、なかには前もって告知された支援募金に協力したくて会場に足を運んだ人もいたのではないだろうか。

 ラグビーにはコアなファンが多い。ラグビーにおける日本とニュージーランドの密接な交流を知っており、彼の国を襲った大災害を見過ごせないと思った人も少なくなかったはずだ。

ニュージーランドは
日本ラグビーの先生のような存在

 ニュージーランドはレベルアップを望む日本のラグビーチームや選手に対戦相手として胸を貸し、また練習方法やコーチング法、戦術などを指導してくれる先生のような国といえる。交流が始まったのは1936年、ニュージーランド学生代表が来日し、日本代表と試合をした時からだ。以来、両国のラグビー関係者にパイプができ、交流が盛んになっていく。

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相沢光一 [スポーツライター]

1956年埼玉県生まれ。野球、サッカーはもとより、マスコミに取り上げられる機会が少ないスポーツも地道に取材。そのためオリンピックイヤーは忙しくなる。著書にはアメリカンフットボールのチーム作りを描いた『勝利者』などがある。高校スポーツの競技別・県別ランキングをデータベース化したホームページも運営。 「高校スポーツウルトラランキング」


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