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写真が語る2016年:IS狙った空爆に逃げ惑うイラク住民

2016年12月30日

[7日 ロイター] - イラク軍が過激派組織「イスラム国(IS)」からの奪還を目指す北部都市モスルで11月、IS戦闘員を狙った米軍主導の有志連合による空爆が間近で行われ、パニックに陥った住民たちは慌てて逃げ惑った。

2016年を象徴する一連の写真について、ロイター・カメラマンが撮影当時の様子を語る。

撮影したカメラマン:Goran Tomasevic

米軍主導の空爆支援を受けたイラク軍によるモスル奪還作戦を取材中、私は何度かモスル東部のタハリール地区に行った。

戦闘の取材は大変で、今回は前線に行くことが困難な場合もあった。だがこの日は、どうにかたどり着くことができた。到着したときは、穏やかで静かなように見えた。

まもなくして、モスルへと進撃するイラク軍に対し、ISは車を使った自爆攻撃で反撃した。子どもたちは泣き叫び、近くの家は破壊され、死傷者が出た。衝突も発生した。

これまで多くの戦闘を取材してきたが、モスルで驚かされるのは車を使った爆弾攻撃の多さだ。

戦闘は断続的に続き、最終的に収束すると、銃撃戦の合間を縫って市民たちが通りに出てきた。老若男女がわずかな持ち物を手に、慎重だが落ち着いた様子で私が撮影する方向へと歩いてきた。

すると突然、彼らからわずか数百メートル離れたISの標的に向かって空爆が実施された。とても近く、大パニックが起きた。近くから煙がもうもうと立ち上がると、人々は叫び、身をかがめ、逃げ惑った。身が守れるもの目がけて急いで避難した。

空爆の前に戦闘機の音が聞こえた。経験から、時間があまりないことは分かっていた。こうしたことは一気に起こるため、すぐさま行動を起こさなくてはならない。まずは身の安全を確かめ、シャッターチャンスを逃さないよう集中する。レンズのピントを合わせ、落ち着くことだ。

空爆は1度だけで、住民たちはそれが過ぎ去るまでじっと待っていた。その後、他の避難先を見つけていた。私は戦闘取材を続けるため、他の場所へと移動した。

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