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世界の準備通貨に占める米ドルの割合低下、2年ぶりの低水準

2016年12月31日

[ワシントン 30日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が30日公表したデータによると、2016年の第3・四半期の準備通貨に占める米ドルの割合は3期連続で下がり、2年ぶりの低水準に落ち込んだ。欧州経済が回復の兆しをみせ、世界経済に対する楽観的な見方が強まっていることを反映している可能性がある。

割り当て済み、あるいはIMFに報告済みの準備通貨に占めるドルの割合は今年第3・四半期が63.3%で、2014年の第3・四半期以来の低水準となった。第2・四半期は63.8%だった。

ユーロの割合は、第3・四半期が20.3%、第2・四半期が20.0%だった。円は第3・四半期が4.5%、第2・四半期が4.4%だった。

ドルの価値は11月8日の米大統領選にトランプ氏が勝利して以降、急騰しており、投資家は米国の物価上昇が加速するとみている。

IMFのデータによると、世界全体の外貨準備高が第2・四半期の10兆9700億ドルから第3・四半期には11兆0100億ドルに増加した。通貨準備金の総額も第2・四半期の7兆5000億ドルから、第3・四半期には7兆8000億ドルに増えた。

まだ割り当てられていない、あるいはIMFに報告されていない準備通貨の額は第2・四半期の3兆4700億ドルから第3・四半期には3兆2100億ドルに減少した。通貨市場では中国の準備金が未割り当ての領域に含まれると広く認識されている。

IMFによれば、中国は2015年の第2・四半期から外貨準備の内訳を一部報告し始めた。段階的に開示を進め、2−3年以内には外貨準備の内容の全てを公表する方針だ。

30日に公表された四半期データは、世界の準備通貨の割り当てで中国の占める割合が特定されていないものとしては最後になる。中国の保有高は2017年3月公表の四半期データで初めて開示される。

最近、主要な準備通貨に入るようになったオーストラリアドルとカナダドルの割合は、それぞれ約2%だった。

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