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フォード、メキシコの新工場建設取り止め 米国内に投資

2017年1月4日

[フラットロック(米ミシガン州)/ワシントン 3日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーター<F.N>は3日、メキシコでの新工場建設計画(16億ドル規模)を取り消し、ミシガン州の工場に7億ドルを投資し700人を新規雇用すると発表した。メキシコでの工場建設計画をめぐってはトランプ次期大統領が厳しく批判していた。

マーク・フィールズ最高経営責任者(CEO)は今回の決定について、メキシコ工場で生産を予定していた小型車に対する北米での需要が低下していることが理由だとし、「既存施設の能力を十分に活用する必要がある」と強調。トランプ氏が大統領選に勝利しなかったとしても同じ決定をしたと述べた。

同CEOは、トランプ次期政権の成長志向の政策や提案を受けて「米国の製造業をめぐる環境はよりポジティブになるとみている」と述べた。米国内での投資決定はトランプ氏対する「信任投票だ」とし、次期政権が提唱する減税や規制緩和などの政策を支持する考えも示した。

フォードは、ミシガン州フラットロックの工場で電気自動車、ハイブリッド車、自動運転車を生産する計画を発表。フィールズCEOは、700人の雇用は2018年に開始する可能性が高く、雇用の大半は2020年に行われるとの考えを示した。

同社の広報担当は、当面の間、工場を新設しないことで5億ドルが節約できるとした上で、メキシコの別の工場を刷新するためにコストが生じるとした。

メキシコ政府は新工場建設計画の撤回は遺憾だとした。

フォードは昨年4月、16億ドルを投じてメキシコのサンルイスポトシに工場を新設する計画を明らかにしたが、トランプ氏は選挙活動中、同計画を「恥ずべき行為」だと批判し撤回を求めていた。

トランプ氏は3日、ゼネラル・モーターズ(GM)についても、メキシコで生産する「シボレー・クルーズ」の一部に「多額の国境税」を課すとけん制した。

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