ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
吉田恒のデータが語る為替の法則

「G20ショック」によるドル/円90円割れが起こらない理由

吉田 恒
【第6回】 2008年11月19日
著者・コラム紹介バックナンバー

 週明けの為替はドル/円、クロス円とも、週末行われたG20金融サミットへの失望売りとされ、いわゆる「ギャップオープン」の急落でスタートしましたが、その後はすぐに反転しました。

米ドル/円 1時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

 これは、G20が失望される内容ではなかったということでしょうか。それとも、やはりG20は失望される内容で、これから「G20ショック」によりドル安値更新、90円割れに向かうということなのでしょうか。

 100年に一度のことが起こっているとされる中だから何が起こるかわかりません。しかし、これまでの常識からすると、今回のG20で大した成果があったわけではなくても、すぐに90円割れへは向かわないと思いますが、果たしてどうでしょうか?

「G20ショック」の不安も
相場はG20前に決まっている?

 今回のG20のような国際金融関連の大きなイベント後の相場は、イベント前に先取りされていることが少なくありません。簡単な言い方をすると、G20後に大相場になるかどうかは、すでにG20前に決まっているということです。

 さて、その観点で今回の相場を見ると、G20前週のドル/円は98円台前半でスタートし、一時95円割れへドル急落となったものの、週末には97円台までドルが値を戻す展開となりました。この前兆が示しているのは、今週一段とドルが急落することはないということではないでしょうか。

米ドル/円 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)

記事の続きを読む

関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

吉田 恒 

立教大学文学部卒業後、自由経済社(現・T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社。財務省、日銀のほかワシントン、ニューヨークなど内外にわたり幅広く取材活動を展開。同社代表取締役社長、T&Cホールディングス取締役歴任。緻密なデータ分析に基づき、2007年8月のサブプライムショックによる急激な円高など、何度も大相場を的中させている。2011年7月から、米国を本拠とするグローバル投資のリサーチャーズ・チーム、「マーケット エディターズ」の日本代表に就任。


吉田恒のデータが語る為替の法則

為替相場には法則がある! 数々の大相場を的中させてきた吉田恒が、豊富な過去データを分析して法則を導き出し、為替の先行きを予想します。

「吉田恒のデータが語る為替の法則」

⇒バックナンバー一覧