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訂正-12月大手百貨店売上高、円安でインバウンドに底打ちの兆し

2017年1月4日

[東京 4日 ロイター] - 百貨店の免税売上高に底打ちの兆しが出てきた。為替円安が進んだことから、海外高級ブランドのバッグなどが好調に推移している。ただ、百貨店の売上高にフォローとなっている円安・株高の流れがどこまで続くかについては、各社ともに「トランプ氏の米大統領就任後の動向を見極めたい」(高島屋広報) という姿勢だ。

J.フロント リテイリング <3086.T>の2016年12月の免税売上高は16年2月以来10カ月ぶりにプラスに転じた。客数は前年同月比26%増と大きく増加。これまで下押し要因だった客単価は同16.9%減の5万7000円だったが、前月比では9000円増加したという。広報担当者は「11月中旬から為替が円安方向となり、客単価に影響している」と述べている。

三越伊勢丹ホールディングス <3099.T>でも免税売上高は前年同月比1.4%減とマイナス幅が大きく縮小。14年比では38%増となっている。こうしたインバウンドの持ち直しなどが寄与し、伊勢丹新宿本店の売上高は0.1%増ながら5カ月ぶり(訂正)に前年を上回った。

大手百貨店の昨年12月の売上高速報は、三越伊勢丹HDが前年同月比1.8%減、心斎橋店本館の建て替え工事の売り場面積減の影響があるJフロントが2.3%減、高島屋 <8233.T>が0.5%増、そごう・西武が2.3%減だった。大手4社で唯一プラスとなった高島屋は「円安や株高の影響もあり、免税売上げや高額品が好調に推移した」(広報)としている。伸びている化粧品に加え、宝飾品などの一般品も前年を上回り、高島屋の免税売上高は29.8%増と大きく伸びている。

百貨店を取り巻く環境に明るい材料は出てきたものの「景気が一気によくなっている感じではない」(三越伊勢丹)との慎重な見方も聞かれた。

*本文第3段落の「10カ月ぶり」を「5カ月ぶり」に訂正しました。

(清水律子)

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