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NY市場サマリー(4日)

2017年1月5日

[4日 ロイター] - <為替> ドルが対円、対ユーロで下落。前日に主要通貨に対しつけた14年ぶり高値水準から値下がりした。この日は昨年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表されたが、市場では米経済や連邦準備理事会(FRB)の利上げの先行きを判断するための新たな材料に乏しいと受け止められ、投資家が慎重姿勢を強めた。

議事要旨発表を受け、ドルは対ユーロでこの日の安値水準まで売られたが、その後やや値を戻した。

ユーロ/ドル<EUR=>は終盤、0.6%高の1.0465ドルで取引された。12月のユーロ圏の消費者物価の上昇が市場予想を上回ったことなどもユーロの追い風だった。

メキシコペソは対ドル<MXN=>で過去最安値を更新。トランプ次期米大統領が選挙戦で訴えた保護主義的な通商政策が現実のものになるとの懸念が強まり、2%以上下落した。

<債券> 国債利回りが横ばいもしくは小幅低下。全般的に値が振れる展開となった。午後発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は、トランプ次期政権の財政政策への言及を含め、市場の想定以上に不透明感がにじむ内容となった。

FOMC議事要旨では、ほぼ全てのメンバーがトランプ次期政権の財政刺激策に伴って経済成長が加速し得ると考えており、利上げのペースが速まるとの見方も多いことが示された。

FTNフィナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・フォーゲル氏は「市場では当初、特にインフレリスクの面でタカ派的な発言が相次ぐとの見方が大勢だったが、実際には次期政権の財政政策をめぐって多くの議論がなされたことが明らかとなった。この点についてイエレン議長は、12月会合後の会見では重要視しない姿勢を示していた」と述べた。

終盤の取引で、指標10年債<US10YT=RR>は横ばい。利回りは2.451%。30年債<US30YT=RR>は1/32高、利回りは3.043%。2年債<US2YT=RR>は横ばい。利回りは1.230%。今月は大量の社債発行を控えており、国債利回りは全般的に上昇しやすいとみられている。

<株式> 続伸して引けた。自動車など消費関連株主導で買われ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表後も相場上昇の流れを維持した。

セクター別では一般消費財<.SPLRCD>が1.3%上昇。12月の自動車販売が予想を上回ったゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>とフォード・モーター<F.N>はそれぞれ5.5%、4.6%値上がりした。

がん治療部門の新たなトップを指名したバイオ医薬品のギリアド・サイエンシズ<GILD.O>は3%上昇した。ケーブルテレビのコムキャスト<CMCSA.O>は1.2%高。マッコーリーが株価目標を引き上げた。

<金先物> 金塊先物相場は、対ユーロでのドル安を背景に買われ、小幅続伸した。中心限月2月物の清算値は前日比3. 30ドル高の1オンス=1165.30ドルと、昨年12月12日(1165.80ドル)以来3週間ぶり高値を付けた。

外国為替相場では対ユーロでのドル安を背景にドル建てで取引される金塊などの商品の割安が生じ、金が買われた。ショートカバーが入ったほか、中国の旧正月を控えて現物の需要が高まっていることも相場を支えたとの見方もあった。

引け後に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、トランプ次期米政権が掲げた財政拡張を念頭に、多くのメンバーが経済情勢次第で速やかな利上げが必要になると主張したが、相場の反応は限定的だった。

<米原油先物> 原油先物相場は、米石油在庫週報での原油在庫の取り崩し予想を背景に買いが優勢となり、4営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値は前日比0.93ドル高の1バレル=53.26ドル。3月物の清算値は0.93ドル高の54.22ドルとなった。

朝方までは前日からのドル高による割高感が相場を圧迫し、52ドル台で浮動する流れとなっていた。しかしその後、ドルが徐々に売られたことで原油相場に買い戻しの動きが出た。さらに、最新週の在庫報告で米原油在庫が取り崩しになるのではないかとの思惑が広がったことも買いを後押しし、昼前から一気に53ドル台に上伸した。

ロイターの拡大版調査によると、米原油在庫は2016年12月30日までの1週 間に前週比220万バレル減少したもよう。そのほか、ガソリン在庫は180万バレル増、ディスティレート(留出油)は110万バレル増の予想となっている。

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