ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

海外投資家、英国債買い加速 EU離脱決定後のポンド安で

2017年1月5日

[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)が4日公表した統計によると、海外投資家による英国債買いは昨年11月に156億1000万ポンド(190億ドル)に上り、月間の購入額としては2015年10月以来の高水準を記録した。

英国による欧州連合(EU)離脱決定後のポンド安を受けた値ごろ感から買いが入っているもようで、離脱決定はこれまでのところ売り要因とはなっていない。

ロイターが算出した海外投資家による英国債買いの3カ月間の合計は394億3000万ポンドと、中銀による統計が開始した1986年以降で最大となった。

一方、国内投資家は146億1000万ポンドの売りとなり、3カ月間の売却額は676億8000万ポンドと1986以降で最大だった。

みずほ証券のロンドン在勤金利ストラテジスト、アントワン・ブベット氏は「ポンドがこれだけ安くなったため、海外投資家がヘッジ無しで大量に買ったとみられる」と指摘。

また、「ポンド安で株式市場が上昇したため、恐らく一部の国内投資家による資金の再配分があった」と分析した。

スコシアバンクのエコノミスト、アラン・クラーク氏は、国内の保険会社や年金基金の英国債保有高は中銀の国債購入に伴い2009年に大幅に減少したことがあり、同様の傾向が表れている可能性があると指摘した。

一方で、一部の外国の中銀や政府系投資ファンドはポンド安を受けてポンド建て資産の買い増しを迫られているとみられる。

クラーク氏は「海外投資家の多くはポンド建て資産を一定の割合に保つ必要があるため、英国債買いを迫られたのだろう」と述べた。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧