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次期米国務長官候補のティラーソン氏、与野党上院議員と面会 民主党は慎重

2017年1月5日

[ワシントン 4日 ロイター] - 次期米国務長官候補のレックス・ティラーソン氏は4日、共和、民主両党の上院議員に面会した。共和党議員は一様にティラーソン氏の国務長官就任に支持を表明したが、民主党議員は、同氏のロシアとのつながりなどを踏まえ、慎重に検討する姿勢をみせた。

承認公聴会を開く上院外交委員会のコーカー委員長(共和党)は、ティラーソン氏について、米外交政策の考え方が「非常に主流」と評した。

ティラーソン氏は、米石油大手エクソンモービル<XOM.N>のトップとして、ロシア事業を積極的に展開したほか、クリミア併合を受けたロシアへの制裁に反対したこともある。このため、共和党も含め、多くの議員がティラーソン氏とロシア政府の結びつきに懸念を示している。

コーカー議員は、ティラーソン氏が対ロ外交を取り仕切ることに問題ないとの認識を記者団に示した。

ヒューストン・クロニクル紙によると、共和党で反ロシアの急先鋒であるマケイン議員は4日、ティラーソン氏を支持するかとの記者団の質問に「もちろん。あり得ないような現実的なシナリオもある」と語ったという。

一方、外交委員会の民主党筆頭メンバーであるカーディン議員は、ティラーソン氏と面会後、記者団に「手続きは始まったばかり」と語り、ティラーソン氏の国務長官就任の是非についてまだ結論を出していないと述べた。

上院外交委員会の承認公聴会は11日から2日にわたって開かれる見通しだが、民主党は、ティラーソン氏の資産内容やエクソンモービルとの関係が複雑なことから、公聴会の延期を求めている。

3日夜に、利益相反を回避するためにティラーソン氏がエクソンモービルとの関係を絶ったと発表されたが、カーディン議員は評価するのは尚早と述べた。

カーディン議員と同じく民主党の外交委メンバーであるクーンズ議員は、共和党が来週、米医療保険制度改革法(オバマケア)廃止法案の採決を予定していることから、それと重なるタイミングでの公聴会開催は早すぎるとの見方を示した。ティラーソン氏との面会については、同氏のいくつかの発言に「概ね勇気付けられた」としたが、国務長官就任を支持するかどうかはまだ決めていないと語った。

ティラーソン氏は、報道陣の取材に応じなかった。

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