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独エコノミスト「ECBは利上げを」、ユーロ圏CPI加速受け

2017年1月5日

[ 5日 ロイター] - 12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったことを受け、欧州中央銀行(ECB)は利上げに踏み切るべきとの見方がドイツのエコノミストの間で強まっている。

欧州連合(EU)統計局が4日に発表した12月のユーロ圏CPI速報値は前年比1.1%上昇し、ドイツ国内では1920年代のインフレ高進の再来を懸念する声が出ている。

DZバンクの首席エコノミスト、ステファン・ビールマイアー氏はビルト紙に対し「正常化の時が来ている」と述べ、「金利変更が可能な状況になった」との見方を示した。

ドイツ経済研究所(DIW)のマルセル・フラッシャー所長は「インフレ率が目標の2%に達する時期が早ければ早いほど、ECBは迅速な利上げが可能になり、預金者も恩恵を受ける」と語った。

ドイツ政府の経済諮問委員会(5賢人委員会)の委員を務めるイザベル・シュナベル氏もビルト紙に、超緩和的な政策を近く打ち切るべきとの見方を示した。

DZバンクのエコノミスト、ミヒャエル・スタッペル氏は2017年もユーロ圏の金利がほぼゼロにとどまると見込まれ、この間にドイツの預金者は約360億ユーロの収入を失うとの見方を示した。

ビルト紙の論説委員ヤン・シェーファー氏は「ユーロ圏の政府はかつてない低コストで国債の新規発行が可能になる一方で、実質的な預金の減価が起きている」と指摘。「数百万人の預金者がつけを払っている。預金者の犠牲による再配分を終わらせなければならない。金利を引き上げる必要がある」と主張した。

*内容を追加しました。

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