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物価上昇、英国の消費支出を抑制する可能性=中銀首席エコノミスト

2017年1月6日

[ロンドン 5日 ロイター] - 英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のチーフエコノミスト、アンディ・ホールデン氏は5日、今年の英国の消費者支出は物価上昇によって抑制される可能性があると語った。ただ、そうした事態は不可避ではないとも述べた。

ホールデン氏は、昨年6月に英国が欧州連合(EU)からの離脱を決めて以降のポンド安の影響は、小売り店での店頭価格の値上がりという形で浸透し始めていると指摘。「そのことは消費者の購買力を圧迫し、彼らが支出計画をいくらか縮小することにつながるかもしれない」と述べた。

 「そうならないかもしれない。消費者は貯蓄を取り崩して消費に充てることを選ぶかもしれない。しかし、可能性はある。何らかの消費減速傾向がみられるだろう」とも述べた。

ロンドンで開かれたイベントでホールデン氏は、消費者向けの貸し出しの急速な伸びをBOEが注視していることは正しいとしながらも、貸し出しの伸びが大きな問題にはならないとするだけの根拠があると述べた。

現状の中立的な金融政策は物価上昇と経済成長支援の間のトレードオフ関係をうまくバランスさせるためには、正しい方法だとの見方を示した。

BOEが今週発表したデータによると、昨年11月の英国の消費者向け貸し出しは、11年以上ぶりとなる高水準を記録した。

ホールデン氏は 「金融政策委員会の見解でお分かりだろうと思うが、彼らは(貸し出しのデータを)注視している。それは正しいことだ」とした上で「しかし、そのことは全体の文脈の中で説明する必要があるだろう。今のところ、全体としての家計の借り入れは暴走しているとはいえない。実際のところ、われわれは企業と家計の双方で、借り入れが抑制されていた時期を長く経験してきた」と語った。

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