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サムスン電子、第4四半期利益は3年ぶり高水準へ ノート7の損失相殺

2017年1月6日

[ソウル 6日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は6日、第4・四半期の営業利益が前年比50%増の9兆2000億ウォン(78億ドル)と、3年以上ぶりの高水準に達するとの見込みを示した。発火問題が起きたスマートフォン「ギャラクシーノート7」の販売中止による影響は、半導体や液晶ディスプレイ事業で補われる見通しだ。

同四半期の営業利益は2013年第3・四半期以来の規模となる見込み。トムソン・ロイター・スターマイン・スマートエスティメートが集計した予想の8兆2000億ウォンも大きく上回る見通しだ。調査対象となったアナリスト21人の各予想も上回っている。

売上高は0.6%減の53兆ウォンの見込みとしている。スターマインが集計した予想は52兆4000億ウォンだった。

事前予想では、10月の「ノート7」の販売中止により、同四半期の収益は21億ドルの影響を受けるとみられていた。

投資家らは、スマートフォン(スマホ)向けのメモリーチップや有機EL(OLED)パネルの売り上げが伸び、「ノート7」による影響を上回ると期待している。

アナリストらは、メモリーチップ部門の第4・四半期営業利益は4兆ウォンを超え、過去最高になると予想。主要取引先である米アップル<AAPL.O>などのスマホメーカーや、ハイエンドのデータ記憶製品向けの需要が増えるとみている。

さらに携帯部門の利益も、「ノート7」の損失を計上した前期に比べて回復するとの見方が多い。新たなフラッグシップモデル「S7」の販売が順調で、年間では3年ぶりの増収が見込まれている。

LSアセットマネジメントのファンドマネジャー、Kim Sung-soo氏は「サムスン電子の利益は好調だったが、『ノート7』の販売中止後、『S7』など旧来モデルの販売が寄与したためだ」と指摘。「後継となる『S8』には期待している。順調であれば、今年は過去最高益となるだろう」との見方を示した。

アナリストの一部からは、最近のウォン安も利益を押し上げたとの見方が出ている。部品の売り上げは通常、ドルで決済されるためだ。ウォンは第4・四半期、対ドルで8.8%下落した。

サムスン電子の株価は、この日0038GMT(日本時間午前9時38分)時点で2.1%高と、ソウル市場の総合株価指数<.KS11>の0.3%高をアウトパフォーム。同社株は昨年、43%上昇した。

*内容を追加します。

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