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米下院で規制緩和法案また可決、民主党は上院で争う構え

2017年1月6日

[ワシントン 5日 ロイター] - 米下院は5日、連邦政府機関による主要規則の策定に議会の承認を義務付ける法案を可決した。

下院は前日にも、最近成立した規制を一括で無効化するための法案を可決。下院の過半数議席を占める共和党は規制緩和に向けた動きを加速させている。

トランプ次期大統領は、経済成長を促すとして規制緩和を公約に掲げていた。

一方、下院司法委員会のジョン・コンヤーズ議員(民主党)は、5日可決した法案について、非現実的な期限を設け、手続きを複雑にして通常の規則策定を阻止するのが狙いだと批判。その上で、2007─09年の金融危機とリセッション(景気後退)は「規則によるコントロールの欠如」が引き起こしたと述べ、規制の重要性を強調した。

下院では4日、オバマ政権下で最近法制化された規制を一括で無効化する権限を議会に付与する法案が可決された。

これを受け、共和党のジョンソン上院議員は5日、同様の法案を上院に提出した。

この法案は、昨年5月以降に成立した複数の連邦規制を議会がたった1回の「不承認」決議で一括して無効化できるようにするもの。

議会評価法の下で、議会は連邦政府が公布した規制を一定の期間に評価する権限を有しているが、現状では規制ごとに決議するしかなく、一つの規制の不承認手続に数日かかる可能性がある。このため、共和党はエネルギー、環境、交通、金融など幅広い分野にわたる新たな規制を1回の採決で無効化できる法整備を目指している。

規制の無効化は上下両院の過半数議員の賛成で足りる。

一方、多くの民主党議員は規制が個人の利益と保護につながると考えている。

上下両院ともに共和党が過半数を握る状況ではあるものの、民主党上院議員はジョンソン議員が提出した法案やその他の規制緩和法案を阻止する構えだ。上院で民主党議員がフィリバスター(議事妨害)で抵抗し、規制をめぐる両党の戦いが長期化する可能性がある。

共和党のジョンソン議員も、「米国の消費者と企業に規制緩和をもたらすためであれば、われわれは昼夜を問わず働く」と対決姿勢をあらわにしている。

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