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米FRB、バランスシートの縮小を検討すべき=ボストン連銀総裁

2017年1月10日

[ハートフォード(米コネチカット州) 9日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は9日、連邦準備理事会(FRB)はより迅速な利上げを可能にし、ドル高の景気への悪影響を和らげるためにバランスシートの縮小を「検討すべき」との見解を表明した。

総裁はロイターとのインタビューで、「短期金利だけでなく長期金利で引き締めを行うことにはメリットがある」と述べた。

 「一つの理由は短期金利よりも長期金利のほうが為替への影響が少ないかもしれないからで、引き締めをすべて短期金利で行うのではなく一部をバランスシート縮小を通じて実施することを正当化する」と説明した。

FRBが利上げを決定した先月の連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見でイエレン議長は、バランスシートについて、引き締めの悪影響が生じた場合に利下げで対応できる金利水準に達するまで現在の規模を維持する考えを改めて示していた。

FRBが金融危機後に講じた資産買い入れ措置により4兆5000億ドルに膨れ上がったバランスシートは、長期の借り入れコストを押し下げる効果があり、設備投資や雇用の拡大を促す狙いがある。

FRBは保有資産の償還資金を再投資することでバランスシートの規模を一定に保っている。イエレン議長は利上げがかなり進行してから再投資を停止する考えを示している。

ローゼングレン氏の発言は、議長の見通しよりも早期のバランスシート縮小を支持する姿勢を示唆したとみられる。

同氏はまた、4.7%に低下した失業率について、FRBがすでに「景気を過熱状態にした」表れかもしれないと指摘。さらに低下して4%近くになれば、FRBはより積極的な利上げを迫られ、成長が阻害される可能性があるとした。

これまでFRBは「景気を少しだけ減速させることがあまり上手くできていなかった」と語った。

また、「労働市場の引き締まりはしばらく続く」との見通しを示した。

総裁はまた、トランプ次期政権の「財政政策が明確になれば行動を起こすことが容易になるだろう」と指摘したうえで、財政政策の情報なしに今年の利上げ回数を推測するのは困難との見方を示した。

*内容を追加します。

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