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米生産性鈍化、新興企業伸び悩みが原因でない=SF連銀論文

2017年1月10日

[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 米サンフランシスコ(SF)地区連銀は9日に公表した論文で、米潜在成長率低下の背景にある生産性の伸び鈍化について、新興企業数が伸び悩んでいることが原因と考えるべきではないとの認識を示した。

米企業に占める新興企業の比率は10%と、1970年代後半の15%から低下している。また、生産性の伸びも従来の年1.5%から0.5%程度へと鈍化し、潜在成長率が過去の3─4%から2%程度に落ち込む主要因となっている。

新興企業は既存のビジネスに比べて革新的と考えられることが多く、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長やフィッシャー副議長も、米成長率低迷の背景にある生産性の伸び鈍化の一因として企業部門のダイナミズム低下に言及している。

SF地区連銀のエコノミストHuiyu Li氏は論文で、既存のビジネスも新興企業と同様に革新に長け、市場シェアや雇用の伸びに関する統計を見ると、新興企業よりも生産性の伸びへの寄与度が大きいと指摘した。

 「新興企業は通常考えられているほど生産性の伸びに重要な役割を果たしていない可能性がある」とし、「新興企業の増減が生産性の伸びに及ぼす影響にばかり注目すれば、既存企業の力強い革新が経済にもたらす効果を過小評価する恐れがある」と警鐘を鳴らした。

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