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中国PPI、12月は前年比+5.5%に加速 5年超ぶりの高い伸び

2017年1月10日

[北京 10日 ロイター] - 中国国家統計局が10日発表した2016年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.1%上昇した。上昇率は、11月実績と、ロイターがまとめたアナリスト予想である2.3%を下回った。

食品価格が前年比2.4%上昇とより小幅な伸びにとどまった。

一方、12月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比5.5%上昇し、上昇率は11月の3.3%から加速、2011年9月以来の高水準だった。ロイターがまとめたアナリスト予想の4.5%も上回った。

PPI加速は、石炭などの原材料価格が急上昇したことが背景。

PPIが上向いたことで、貸し出しの増加や建設ブームを受けて製造業や内需が回復、中国経済が安定しつつあることが裏付けられた。

中国国家統計局は、PPIの上昇が加速したことについて、為替のボラティリティーが理由の1つとの見方を示している。人民元は昨年、対米ドルで6.5%下落、コモディティーの輸入価格が上昇した。

ただ、PPIの急速な上昇はまだCPIを大きく押し上げるには至っておらず、アナリストらは、中国人民銀行(中央銀行)が目先、金融政策引き締めへの強い圧力を受けることはないと指摘している。

一方、一部のアナリストは、PPIの急上昇の背景には、商品先物市場での投機的取引拡大があるかもしれないとし、銀行が膨らむ企業債務の抑制に取り組んでいるにも関わらず、資産バブルのリスクがあるとの懸念を示した。

コメルツ銀行(シンガポール)の新興国担当のシニアエコノミスト、Zhou Hao氏は、問題はインフレではなく資産バブルだと述べた。

その上で、コモディティのバブルは、経済成長が鈍化し、ある程度の金融緩和が必要になった場合、当局の政策決定を複雑にする可能性がある、との見方を示した。

*内容を追加します。

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