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NY市場サマリー(10日)

2017年1月11日

[11日 ロイター] - <為替> ドルが小動きで推移した。11日のトランプ次期米大統領の会見を控え神経質な値動きが続き、海外市場ではドルが円やユーロに対して売られる場面もあった。

ドル/円<JPY>は海外市場で0.7%安の115.21円まで下落。ユーロ/ドル<EUR=>は一時11営業日ぶり高値の1.0626ドルに上昇したが、終盤は0.14%安の1.0557ドルとなった。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は直近が0.08%高の102.010。

昨年11月8日の米大統領選でトランプ氏が勝利して以来、同氏の政策が経済成長とインフレをもたらし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが加速するとの見方から、ドル指数は4%強上昇してきた。ただ足元では、トランプ氏が会見で通商問題や中国との関係について過激な発言をするのではないかとの警戒感が広がり、ドル買いが手控えられた。

チャップデレーン・フォーリン・エクスチェンジのマネジングディレクター、ダグラス・ボースウィック氏は「米国の製造業を活性化させ、国際競争の面でより対等な立場になるようにするために、トランプ氏はドル安政策を提示するかもしれない」と指摘した。

メキシコペソは対ドルで過去最安値を更新。トランプ氏の会見を前にペソの持ち高を縮小する動きが強まった。

ポンド/ドル<GBP=D4>は、英国の欧州連合(EU)強硬離脱懸念を背景に海外市場で昨年10月25日以来の安値を付けた後、終盤は横ばい圏まで持ち直した。

<債券> 国債利回りが小動きとなった。米株価が下げ幅を縮小するのに伴いやや売りが出たが、堅調な3年債入札がこれを相殺した。

国債利回りは賃金が7年半ぶりの大幅増となった12月の雇用統計発表以降、レンジ取引が続いている。

BMOキャピタル・マーケッツの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏は相場は「売り込もうとしているのにうまくいかない」といった雰囲気だと話す。

30年債<US30YT=RR>利回りは0.4bp上昇の2.972%。ナスダック総合<.IXIC>が日中の最高値を更新するなど、米株が当初の下げから持ち直し、長期債を圧迫した。

米財務省が実施した240億ドルの3年債入札は、利上げが広く見込まれる中で低調だった昨年12月から需要が持ち直した。ファンドマネジャーや外国中銀を含む間接入札者の落札比率は54.6%と、昨年9月以来の大きさとなった。

11日には200億ドルの10年債、12日には120億ドルの30年債入札が行われる。

朝方発表された昨年12月の中小企業楽観度指数は105.8と、前月から7.4ポイント上昇し、2004年12月以来12年ぶりの高水準となった。また11月の求人労働移動調査(JOLTS)によると、求人件数は552万2000件で、前月の545万1000件(改定)から7万1000件増加。好調な指標が足かせとなり、債券需要の高まりを抑えた。

市場は次期政権の経済政策の手掛かりを得ようと、11日に行われるトランプ次期米大統領の記者会見に注目している。

<株式> 高安まちまちで取引を終えた。S&P総合500種は、ヘルスケア株や金融株が買われた半面、エネルギー株が売られて全体は横ばい。ナスダックは過去最高値を更新した。ダウ工業株30種平均はIBM<IBM.N>の下落が重しとなり、続落した。

本格的な決算発表シーズン入りやトランプ氏の米大統領就任を控えて様子見ムードが強かった。

原油安の影響でエネルギー株は全般に軟調で、S&Pエネルギー株指数<.SPNY>は0.95%下げた。

一方、S&P金融株指数<.SPSY>は0.4%上昇。バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>、JPモルガン<JPM.N>がそれぞれ1.7%、0.7%、0.3%上げた。3社は13日に決算発表が予定されている。

S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>も0.33%上昇。個別銘柄では遺伝子解析機器のイルミナ<ILMN.O>が業績見通しを手掛かりに買われ、16.6%急伸した。

S&Pのセクター別は11業種のうち6業種で上がった。

<金先物> 朝方は安全資産としての買いが入ったものの、ドルが対ユーロで強含むと値を消し、ほぼ横ばいとなった。中心限月2月物の清算値は前日比0.60ドル(0.05%)高の1オンス=1185.50ドル。

<米原油先物> 主要産油国による協調減産の履行状況に懐疑的な見方が浮上する中、ドルの対ユーロ相場の反転上昇などを受けて続落した。米国産標準油種WTIの2月物清算値は前日比1.14ドル(2.19%)安の1バレル=50.82ドルと、中心限月ベースでは2016年12月7日(49.77ドル)以来約5週間ぶりの安値水準となった。3月物の清算値は1.17ドル安の51.70ドル。

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