ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

訂正:世界経済は2.7%に成長加速へ、米政策に不透明感=世銀

2017年1月11日

[ワシントン 10日 ロイター] - 世界銀行は10日、最新の世界経済見通しを公表し、2017年の世界経済は成長が加速すると予想した。原油や商品相場が持ち直すことで商品輸出に頼る新興国への圧力が和らぐほか、ブラジルとロシアでの深刻なリセッション(景気後退)が終わるとの見方を示した。

最新の見通しでは、2017年の世界の実質国内総生産(GDP)伸び率は2.7%となり、金融危機後で最低となった昨年の2.3%から改善する見込み。

先進国の成長率は1.8%と、昨年の1.6%からやや上昇する見込み。新興国および途上国の成長率は4.2%で、昨年の3.4%から加速すると予想されている。

世銀のジム・ヨン・キム総裁は「世界経済の低迷が長く続いたが、ようやく成長加速の兆しが見えてきた」とし、「今こそインフラと人材への投資を増やすときだ」との見解を示した。

一方で、2017年の世界経済にはかなりの不確実性が存在する。今回の見通しには、米国のトランプ新政権で予想される財政支出の拡大や保護主義的な通商政策の影響は含まれていない。

世銀は2017年の米国の経済成長率は2.2%で、昨年の1.6%から加速すると予想。「米経済の成長加速は、その要因が拡張的財政政策であれ何であれ、世界経済全体を力強く後押しする可能性がある」と指摘した。

ただ、成長加速は米国での利上げを招く可能性があるほか、金融環境のタイト化につながり、外部金融への依存度が高い一部の新興国に悪影響を与えかねない。

世銀はまた、米国の経済政策の方向性が不透明なことは、政策が明確になるまで投資が控えられる状況を招き、世界経済の成長の押し下げ要因となる可能性があると指摘した。

中国については、2017年も成長鈍化が続くと予想。17年の成長率は6.5%(訂正)で、昨年の6.7%から低下するとの見通しを示した。

一方、インドネシアやタイなど一部の東南アジア諸国は成長が加速すると予想した。

インドについては、国内の供給面の改革が進み、生産性が向上する中、2017年は7.6%成長と、昨年の7.0%から伸びが加速するとした。

*第9段落の中国の2017年成長率予想を「6.2%」から「6.5%」に訂正します。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧