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米次期政権の国務長官候補、公聴会でロシアの台頭に懸念表明へ

2017年1月11日

[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米次期政権の国務長官候補、レックス・ティラーソン氏は11日に予定される上院の指名承認公聴会で、ロシアの動向について懸念を表明するとともに、北大西洋条約機構(NATO)はロシアの台頭を警戒すべきとの考えを示す。

トランプ氏の政権移行チームが公表したティラーソン氏の冒頭発言原稿によると、ロシアとはオープンで率直な対話が必要との立場を示す一方で、「NATO同盟国が再び台頭するロシアを警戒していることは正しい」と述べる。

そのうえで、「米国のリーダーシップが欠如していたため対応ができず、意図しないメッセージが送られてしまった」と指摘。

ティラーソン氏は、オバマ大統領がシリアのアサド政権に対して化学兵器使用は「レッドライン(越えてはならない一線)」と警告したにもかかわらず、結局は軍事介入を見送ったことに言及。

 「われわれは同盟国との合意を撤回した。『レッドライン』という表現で弱い、あるいは曖昧なメッセージを送り、レッドラインは青信号へと変わった。ロシアの考え方がわれわれと異なることに気づいていなかった」と語る。

また、中国をめぐっては、「南シナ海での人工島造成は、領有権が争われている地域を、国際規範を無視して違法に手に入れる行為」と批判する。

過激派組織「イスラム国」(IS)や中国、北朝鮮、イランをめぐる諸々の課題は世界の新たな現実であり、米国は積極的に対処すべきとの見解を示す。「米国はリーダーシップを再び示すだけでなく、強く示す必要がある」と強調する。

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