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ホンダ、今夏に「シビック」日本へ再投入 ブランド向上狙う

2017年1月13日

[東京 13日 ロイター] - ホンダ<7267.T>は13日、今夏にセダン「シビック」を日本市場へ再投入すると発表した。往年の主力車を復活させ、ホンダブランドの向上を狙う。海外で人気の高いシビックを日本でも投入し、輸入車に顧客を奪われているセダン市場で販売を伸ばしたい考え。

日本本部長を務める寺谷公良執行役員は、国内では「ホンダというと、ミニバンと軽自動車の会社というイメージがだんだん強くなってきており、ホンダらしさのある車が弱い、少ないという課題認識がある」と指摘。「『NSX』(高級スポーツ車)ほどではないが、ホンダらしさ、個性を象徴する商品群の1つとしてシビックを販売することで、ホンダブランドを輝かせていく1つの材料にしたい」と語った。

かつてのホンダ車のユーザーが輸入車に流れている傾向もあるといい、ホンダ車を保有していた客を再び取り込みたい意向だ。

セダンタイプのシビックは寄居工場(埼玉県大里郡)で生産する。セダンのほか、英国工場で生産しているハッチバックタイプやスポーツ型の「シビック タイプR」も輸入販売する予定。新型シビックは新設計のプラットフォームを採用し、1.5リッター直噴VTECターボエンジンを搭載する。価格や販売目標などは現時点では非公表。

シビックは1972年の初代発売以来、世界販売累計2400万台を誇るホンダを代表する車の1つ。低燃費や手頃な価格が受け国内でも人気を集めたが、販売終了に伴い2010年12月に国内生産を終了した。ただ、海外での販売は好調。昨年11月に米国で発売した新型シビックは、1年間で最も優れた車に贈られる「北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

一方、ホンダは米国で需要が旺盛なSUV(多目的スポーツ車)などのライトトラック系車種の生産能力を増強するため、グローバルで生産場所の再配置を検討中。その一環として、シビックも日本からの米国向け輸出を検討しているが、北米での事業環境は現在、トランプ次期米大統領の政策など不透明感が強い。寺谷氏は「政治的な動向・情勢も踏まえて最適なやり方を見いだす」とし、輸出の開始時期について明言を避けた。

(田実直美、白木真紀)

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