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DBRS、イタリアを格下げ 銀行セクターに一段の重し

2017年1月14日

[ローマ 13日 ロイター] - 格付け会社ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)は、イタリアの格付けを「A(low)」から「BBB(high)」に引き下げた。

改革実行能力をめぐる不透明感に加え、脆弱な銀行システムや成長の弱さを理由に挙げた。

新たな格付けには「ステーブルトレンド」を付与した。

格下げにより、イタリアの銀行は欧州中央銀行(ECB)の資金供給オペで同国国債を担保として差し入れる場合、より高い借り入れコストの負担を余儀なくされる。また外国人投資家にとって、イタリア国債の投資妙味が薄れる恐れがある。

ECBが担保要件を決定する際に用いる主要格付け会社4社のうち、これまで「A」レベルの格付けを付与していたのはDBRSのみだった。

他の主要格付け会社によるイタリアの格付けは、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が「BBBマイナス」、ムーディーズは「BBBプラス」、フィッチは「Baa2」となっている。

DBRSは昨年8月、12月の国民投票を控えた政治の不透明感などを理由に、引き下げ方向で格付けを見直す方針を示していた。

その後、改憲の是非をめぐる国民投票が否決されたことを受けて、レンツィ前首相は辞任。ジェンティローニ新首相は200億ユーロ規模の銀行支援策をまとめた。

DBRSは声明で「新たに誕生した暫定政権には、追加の措置を可決させる余地が限られており、景気の下押し要因となっている」と指摘。また「銀行支援策にもかかわらず、銀行の不良債権は高止まりしており、景気支援に向けた金融仲介役としての銀行セクターの能力に影響を与えている」とした。

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