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昨年10月のポンド急落、市場阻害行為の証拠乏しい=BIS

2017年1月16日

[ロンドン 13日 ロイター] - 昨年10月に起きたポンド相場の瞬間的な急落(フラッシュクラッシュ)が、トレーダーの意図的な市場阻害行為だったことを示す証拠は乏しい──。国際決済銀行(BIS)の市場委員会が13日公表した報告書はこう結論付けた。

ポンドは昨年10月7日のアジア取引時間中、わずか数分間で一気に9%下落した後、すぐに値を戻した。こうした動きについて英紙フィナンシャル・タイムスは先月、米シティ<C.N>の日本にいるトレーダーの行動に当局が着目していると報道した。シティは、商いが薄く流動性が低い市場において、同行のトレーディングは適切に機能したと主張している。

一方、BIS市場委員会の報告書は、個別の銀行やトレーダーの行動には言及せず、「入手できる材料に基づいて考えると、この事態(フラッシュクラッシュ)はいくつかの要素が重なって生まれたように見える」と説明。主な理由として、当時の市場における全般的な流動性の低さと、価格の急変動によってストップロスやヘッジ目的のオプションの注文執行が膨らんだことを挙げた。

その上で報告書は、データが完全にそろっていない点からすると、注文の誤りや市場阻害行為の可能性も否定できないとはいえ、そのことを具体的に立証できるハードデータはほとんどないと指摘した。

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