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欧州市場サマリー(16日)

2017年1月17日

[16日 ロイター] - <為替> メイ英首相が17日の演説で欧州連合(EU)からの「ハードブレグジット(強硬離脱)」を示唆するとの報道を受け、英ポンドが下落。ポンド<GBP=D4>はアジア取引時間帯に1.1983ドルまで下落。昨年10月7日のフラッシュ・クラッシュ以来の安値を付けた。このフラッシュ・クラッシュを除けば1985年5月以来の安値となる。ただその後は幾分持ち直し、約0.8%安の1.2075ドル近辺で推移した。

<ロンドン株式市場> 反落した。メイ英首相の演説を翌日に控えるなか、欧州連合(EU)から強硬離脱(ハードブレグジット)するとの懸念から、銀行株が急落した。 ハードブレグジットに伴い、EU内での商品販売能力に影響が及ぶとの見方から、銀行株が値下がりした。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド<RBS.L>が2.8%安。ゴールドマン・サックスが、同行の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたことを嫌気した。保険株<.FTNMX8570>も1.7%安と、さえなかった。英保険大手、プルーデンシャル<PRU.L>、英保険・資産運用のスタンダード・ライフ<SL.L>がともに2%超下落した。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。合併を発表したイタリアのサングラス・眼鏡大手ルクソティカ<LUX.MI>とフランスの同業エシロール<ESSI.PA>が8.3%、11.9%それぞれ大きく値を上げたが、金融株が売られこれを相殺した。 鉱業株<.SXPP>を除くすべての業種がマイナス圏となったが、とりわけ保険・銀行株が最大の重しとなった。欧州銀行株指数<.SX7P>は1.4%安。中でも格下げを嫌気して、イタリア銀行株が売られ、バンコBPM<BAMI.MI>は2.5%、ウニクレディト<CRDI.MI>は2%それぞれ値を下げた。 ドイツ自動車メーカーも軒並み安となり、BMW<BMWG.DE>、ダイムラー<DAIGn.DE>、フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>は1.5─2.2%下落した。海外から米国に輸入される自動車に対し35%の国境税を課すとしたトランプ次期米大統領の発言が足かせとなった。

<ユーロ圏債券> イタリア国債利回りが格下げを嫌気して小幅上昇する一方、英国の「ハードブレグジット(強硬な離脱)」懸念再燃を背景に、その他の国債利回りは総じて低下した。イタリア10年債<IT10YT=TWEB>は一時3ベーシスポイント(bp)上昇の1.93%をつけた。その後は1.91%程度。独連邦債との利回り格差は165bpと、およそ1週間ぶりの水準に拡大した。

格付け会社ドミニオン・ボンド・レーティング・サービシズ(DBRS)は、イタリアの格付けを「A(low)」から「BBB(high)」に引き下げた。格下げにより、イタリアの銀行は欧州中央銀行(ECB)の資金供給オペで同国国債を担保として差し入れる場合、より高い借り入れコストの負担を余儀なくされる。またストラテジストは、LCHクリアネットなどの清算機関が、イタリア国債取引に対する証拠金を引き上げるかに注目している。

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