ダイヤモンド社のビジネス情報サイト

中国の米国債保有、6カ月連続の減少=11月対米証券投資

2017年1月19日

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米財務省が発表した、昨年11月の対米証券投資統計によると、海外投資家による米財務省証券投資は2億0500万ドルの売り越しだった。この中で、中国の米国債保有高は6カ月連続で減少した。

中国の保有高は約660億ドル減の1兆0490億ドルと、過去最大の減少を記録した2011年12月(1027億ドル)以来の大幅な減少となった。中国は人民元の下支えの資金を確保するとともに、資本流出を阻止するため、米国債を売却している。

日本の保有高は1兆1080億ドルと、外国勢では2カ月連続の首位をキープした。10月の1兆1310億ドルからは減少した。

中国の保有高についてTD証券(ニューヨーク)の金利ストラテジスト、ゲナディ・ゴールドバーグ氏は「中国からの資本流出が続いているというデータを踏まえると納得できる」と指摘。

 「資本流出に対応するための資金を確保するため、中銀は米国債売却を迫られているとみられる」と述べた。

人民元は10─11月に対ドルで約4%下落。中国は11月までの6カ月間に米国債保有高を1946億6000万ドル減らしており、同期間では過去最大となった。

対米証券投資全体の売り越しは8カ月連続。ただ、14年7月以来の小幅な売り越し幅だった。

ジェフリーズのマネー・マーケット・エコノミスト、トム・シモンズ氏は、対米証券投資統計は現在の市場価格で算出されているため、「日本と中国の保有高の大幅減は11月の(大統領選後の)金利急上昇に起因している可能性が高い」とした。

海外投資家による米長期有価証券投資は、308億ドルの買い越し。前月の買い越し額は93億ドルだった。

短期国債を含む、対米証券投資は237億ドルの買い越しだった。

米株投資は57億8900万ドルの売り越し。前月は205億3500万ドルの買い越しだった。

*内容を追加しました。

スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR


ロイター発 新着ニュース

ロイター提供、日本と世界の最新ニュースをお届けします。

「ロイター発 新着ニュース」

⇒バックナンバー一覧