経営 X 人事
なぜ職場で人が育たなくなったのか
【第25回】 2011年3月15日
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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

マネジャーは職場の風土をマネジメントし
若手支援の空気を醸成するリーダーたれ!

若手育成に関してマネジャーが行うべきことは大きく2つに分けられます。①若手に対して、直接間接を問わず、個人的に行う働きかけ。②若手が育つような、育成する風土を醸成する努力。マネジャーは先生役を務めるより、「場」を作るほうに関心を持つべきではないでしょうか。

指導的アクションの大前提は
若手の関心を持つこと

 若手に対して、直接間接を問わず、個人的に行う働きかけについては、2010年11月9日発の本連載第18回から4回にわたって『「育て上手」の上司たちの調査でわかったOJT成功のセオリー』というタイトルで詳述しました。

 例えば、「日常業務で成長した部分をフィードバックする」こと、1年目社員に対しては「まずは労い、プロセスの中で良かった点をほめ、その後に改善点を伝える」こと、一方、2年目から5年目の社員には「目標をストレッチした上で成功や失敗の原因を本人に考えさせ、客観的に評価すること」など、能力向上にプラスに働く指導的アクションをPDCAの各局面ごとに解説しました。

 マネジャーにとって若手の成長を支援することは、言うまでもなく重要な役割の一つです。

 役割ではあるのですが、私は個人的には、役割=お仕事、ではなく、若手にもっと関心を持つことはできないものか、としばしば感じます。若手=未熟なもの=関わるのが面倒な相手、とばかりに嫌な顔をする中堅層が少なくないからです。

 一方では、それとは逆の「教え魔」にもときどきお目にかかります。

 どちらも、ちょっと反応がオーバーで、もっとフラットに付き合えれば、より実りの多いコミュニケーションができるように思うのですが、マネジャー諸氏はどう思われますか?

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間杉俊彦 [ダイヤモンド社 人材開発編集部副部長]

1961年、東京都生まれ。1986年 、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業、ダイヤモンド社入社。週刊ダイヤモンド編集部に配属され、以後、記者として流通、家電、化学・医薬品、運輸サービスなどの各業界を担当。2000年 週刊ダイヤモンド副編集長。2006年 人材開発編集部副部長。著書に『だから若手が辞めていく』(ダイヤモンド社刊)

 


なぜ職場で人が育たなくなったのか

「なぜ職場で人が育たなくなったか」をテーマに、その背景と要因を考える。そして研究者や識者の知恵を借りながら、「職場で人が育つ方法」を提示していく。

「なぜ職場で人が育たなくなったのか」

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