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トランプ氏、情報機関との不和が招く「安全保障リスク」

ロイター
2017年1月19日
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1月13日、大統領就任式を目前に控えたドナルド・トランプ氏と、まもなく彼の指揮下に入る米国情報機関とのあいだで、前例のない対立が生じている。写真は2016年10月、米コロラド州で撮影(2017年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 13日 ロイター] - 大統領就任式を目前に控えたドナルド・トランプ氏と、まもなく彼の指揮下に入る米国情報機関とのあいだで、前例のない対立が生じている。この対立が早期に解消されない限り、米国の安全保障に悪影響を及ぼす恐れがある、と政府の現旧当局者は警鐘を鳴らす。

 ロシアのプーチン大統領が米国選挙への介入を指示したかどうか、そしてロシアがトランプ氏に不都合な情報を握っているとする民間情報会社がまとめた裏付けのない文書のリークをめぐるトランプ氏との衝突により、CIA(連邦中央情報局)などの米情報機関ではすでに職員の士気の低下が見られるという。

 このような関係亀裂が放置されれば、米情報機関からの人材流出を招き、残留組も、安全保障上の脅威に対抗するために必要なリスクを取らなくなる可能性がある、と現旧当局者らは指摘する。

 過去数ヵ月、トランプ次期米大統領はプーチン大統領との関係改善に向けて意欲を示し、情報機関の仕事ぶりを罵倒してきた。

 トランプ氏は今月、自国の情報機関がロシア関連文書をメディアにリークしたと非難したが、クラッパー国家情報長官は、情報機関当局者がリークしたとは考えていないと言明している。

 「人々が(CIAを)批判することは珍しくない。しかし、それは普通、大統領ではない」と元政府当局者はロイターに語った。コメントを求めるメールに対して、トランプ氏の政権移行チームからの回答はなかった。

 「このままでは悲惨なことになるのは確実だ」。歴代の民主党出身大統領の下で、ホワイトハウス及び国務省のテロ対策担当ポストを経験したダニエル・ベンジャミン氏はそう分析する。

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