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ドル114円半ば、過去2日の軽い値動きの後のこう着感

2017年1月19日

[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の114円半ば。明日に米大統領就任式を控え、115円に近づくと利益確定や戻り待ちの売りに押され、上向生きのモメンタムを維持できなかった。

ドルは朝方につけた安値114.47円から、株高にも下支えされ仲値にかけて114.91円までじりじり値を上げたが、その後、失速した。過去2日間、ドル/円は軽い足取りで2円幅での上下変動となったが、トランプ氏の就任演説を明日に控えこう着感が強まった。

 「年初からこれまでの相場では、ドルの上下変動に証券投資など実需のフローがついていってないようだ。為替というキャッシュ部分だけ動いているので、値動きが軽く、大幅に変動する割にはトレンドが出ていない」(FX会社)との声があった。

トランプ氏の大統領就任演説については「具体的な政策に言及がなくても、急激なドル売りは誘発しない可能性はある」(国内証券)との見方もある。

中国商務省は19日、中国と米国が対話と協力を通じ、いかなる通商問題でも適切に解決できるとし、貿易面での対立は双方の損害になると述べた。

前日はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が、自身を含めたFRB当局者は、FRBが2019年にかけて、毎年数回、金利を引き上げていくと予想しているとし、金利水準は長期的に持続可能な3%に近づくとの見通しを示した。

この発言を受け米10年債利回り<US10YT=RR>は2.433%に上昇し、ドルの買戻しを促した。同利回りは現在2.4168%付近まで低下している。

為替スワップ取引では、ドル調達コスト(円投/ドル転コスト)は3カ月物で1.6765%と高止まりし、米5年国債利回りを小幅に下回る水準。

財務省が発表した1月8日―14日の週の対外証券投資データによると、本邦勢による外国中長期債の買い越しは3321億円で、前週の買い越し額(2079億円)を上回った。ただ、昨年12月中に日本勢は外国中長期債を1兆8571億円売り越しており、1月は12月の反動とみられる。

 「金利が高いドル建て債での運用ニーズはあるが、トランプ新政権下での金利動向については慎重に見定めたい」(運用機関)との声が出ていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 114.56/58 1.0637/41 121.87/91

午前9時現在 114.71/73 1.0626/30 121.90/94

NY午後5時 114.65/68 1.0630/31 121.85/89

(為替マーケットチーム)

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