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ドル113円前半に下落、米新大統領の保護主義を警戒

2017年1月23日

[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の113.34/36円だった。20日のトランプ氏の大統領就任演説に具体的な財政政策への言及がなかった一方、保護主義的な側面が強調されたことで、ドル売り/円買いが先行した。

午後のドル/円は113円半ばから後半を軸にしたもみ合いが続き、午後3時前には下押しが強まって113円前半に下落した。

トランプ米大統領の就任演説では、具体的な政策に言及するとの期待は高まっていなかったが、一方で環太平洋連携協定(TPP)から離脱する方針の表明や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉へのコミットメントを明らかにする声明を出したことで、「保護主義傾斜への警戒が強まった」(国内金融機関)との声が聞かれた。

投機筋の円売り越しが積み上がっていたこともあって、「目先の調整は自然な動き」(別の国内金融機関)とみられている。米商品先物取引委員会(CFTC)が20日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(1月17日までの1週間)によると、円の売り越しは7万7830枚(前の週は7万9839枚)だった。

朝方のドルは114.20─40円台で推移していたが、午前8時過ぎから下押し圧力が強まった。下落の勢いが加速した場面では調整的な売りにストップロスを狙う動きが重なったとの指摘があった。

仲値付近にかけていったん持ち直したが、その後はじり安に回帰し、一時113.43円まで弱含んだ。輸入企業のドル買い/円売りが観測されたものの、「それほどフローは大きくない」(国内金融機関)という。

昨年末以降、トランプ氏の政策期待でドルが買われていたが、今や具体的な中身を確認する局面に変わってきている。減税やインフラ投資の内容が出てくればドル買いとなりそうだが、具体策が出てこなければ将来的に「110円割れもあり得る」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト、植野大作氏)との指摘もある。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 113.34/36 1.0746/50 121.80/84

午前9時現在 113.80/82 1.0711/15 121.90/94

NY午後5時 114.62/64 1.0699/07 122.64/68

(為替マーケットチーム)

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