[ブリュッセル 23日 ロイター] - 欧州連合(EU)当局者や関係筋によると、EUは銀行に対し、サイバー攻撃への防御についての健全性審査(ストレステスト)実施を検討している。

金融機関を狙ったサイバー攻撃はここ数年で増加し高度化している。昨年2月には、バングラデシュ中央銀行が保有する米ニューヨーク連邦準備銀行の口座から8100万ドルが盗み出された。

EUの執行機関である欧州委員会の当局者はロイターに対し、「サイバー攻撃に対応する追加の取り組み」を検討していると明らかにした。これには攻撃へのシステム耐性のテストなどが含まれるという。

関係筋によると、欧州委はEU全体を対象としたテストがセキュリティー強化につながるかどうかを調査している。

欧州銀行監督機構(EBA)は2018年半ばに予定しているストレステストの詳細を今夏に発表するとみられている。

EBA当局者は、サイバーセキュリティ―は検討対象に含まれるものの、サイバーリスクのストレステストを巡っては何も決定されていないと述べた。

EBAのアンドレア・エンリア議長はこれまで、EU加盟国に対し、金融機関のサイバーリスクについてストレステストの実施を呼び掛けている。