[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中銀)は、欧州中銀(ECB)の債券買い入れによるユーロ押し下げ効果は限定的で、買い入れが始まる前からユーロの下げは始まっていたとの報告をまとめた。

ECBはユーロ安を明確に目標としていないが、ドラギ総裁はインフレへの影響面で為替レートの重要性を認識していると繰り返し表明している。

ドイツ連銀の調査によると、ECBの債券買い入れを要因に2014年10月から16年末までに対ドルでユーロは6.5%下落したが、下落は15年1月後半に買い入れを発表する前からほぼ始まっていたと指摘。「債券買い入れは、伝達効果や関連した期待感以上に為替レートに大きく影響はしていない」との見解を示した。

ユーロは対ドルで、米連邦準備理事会(FRB)の政策などを背景に14年後半以降20%下落した。