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米12月中古住宅販売2.8%減、供給17年ぶり低水準

2017年1月25日

[ワシントン 24日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が発表した12月の米中古住宅販売(季節調整済み)は前月比2.8%減の年率549万戸となった。供給が17年ぶりの低水準となったことで買い手の選択肢が狭まったことが要因となった。ただ、米労働市場が完全雇用に近付き、経済成長が勢いづく中、住宅販売の減少は一時的で、住宅市場の回復は継続するとみられる。

減少は4カ月ぶり。販売物件の供給減に加え、12月は住宅価格や住宅ローン金利の上昇を受け、一部買い手が購入をためらった公算も大きい。

エコノミストは販売は1.1%減の年率552万戸になると予想していた。

供給は前年比6.3%減の165万戸で、NARが統計を開始した1999年以来の低水準となった。前年比ベースでの減少は19カ月連続。

ナロフ・エコノミック・アドバイザーズの首席エコノミスト、ジョエル・ナロフ氏は「住宅販売の減少は購入希望者の減少ではなく、販売物件不足の表れ」と述べた。

在庫比率は3.6カ月と、前月の3.9カ月から低下し、2005年1月以来の低水準となった。健全な需給バランスの目安は6カ月とされる。

12月の住宅販売価格中央値は前年同月比4%上昇の23万2200ドル。前年比での上昇は58カ月連続となる。

また、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデータによると、30年物の住宅ローン固定金利は12月、前月比43ベーシスポイント(bp)上昇の平均4.2%となり、2014年4月以来の高水準となった。

地域別での販売は、北東部が6.2%減、西部が4.8%減、中西部が3.8%減。南部は変わらずだった。

全体の購入に占める初回購入者の比率は32%と、エコノミストらが堅調な住宅市場の指標とみなす40%を下回った。16年通年でも32%だった。

11月の販売は年率565万戸に上方修正され、2007年2月以来の高水準となった。

2016年通年では年率545万戸と、前年の525万戸から増加し、2006年以来の高水準となった。通年の販売価格中央値は5.2%上昇し、23万3900ドルとなった。

NARは、2017年の中古住宅販売が1%増の552万戸となることを見込んでいるものの、トランプ新政権の打ち出す政策の影響に懸念を表明した。

*内容を追加して再送します。

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