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カナダ、メキシコ援護より対米貿易維持を優先=NAFTAで政府筋

2017年1月25日

[カルガリー(加アルバータ州) 24日 ロイター] - カナダ政府は北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に当たって米国との通商関係の維持を優先する意向で、トランプ米新政権の非難の矢面に立たされているメキシコを苦境から救うことは二の次と考えていることが、政府筋の話で明らかになった。

カルガリーで開かれている閣僚会議に合わせて1人の政府関係筋は、「メキシコの友人たちを大事に思っているが、国益が最優先で、友好関係は2番目だ」と述べた。ただ、「その2つが相いれないわけではない」と続けた。

トランプ大統領は22日、カナダとメキシコ両国の首脳と近く会談し、NAFTAの再交渉を始める方針を表明。

政府筋によると、トランプ氏がどのような立場で交渉の席につくかが不明であるため、カナダ政府はこれまでのところ再交渉に向けての最終的な方針を決定していないという。

カナダはメキシコを見捨てることはないというのが政府の公式見解で、フリーランド外相は24日、同国はNAFTAを3国間協定として支持したとの立場を示し、トルドー首相が前週末にメキシコのペニャニエト大統領と協議したことを明らかにしていた。

ただ、政府筋は再交渉に当たって2国に共通点はほとんど見いだせないだろうと指摘する。トランプ大統領は対メキシコ貿易赤字が膨らんでいることに不満を表明しており、メキシコに製造拠点がある企業に制裁を科す意向を示している。

2人目の政府筋は、「われわれの交渉での立ち位置は全く違う。メキシコは高層ビルから宙吊りにされているようなものだ」と述べた。

事情に詳しい政府関係者によると、メキシコとカナダの間で、NAFTAをめぐり協力して米国に対抗するという話は出ていないという。

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