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トランプ氏、大統領就任後も「非主流派」スタイル堅持か

ロイター
2017年1月25日
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1月20日、ドナルド・トランプ氏は、騒がしいセールスマンの作法と既存の政治秩序に対するあからさまな軽蔑が入り混じった、選挙戦開始当初と同じスタイルのまま、米国の第45代大統領に20日就任した。写真はワシントンでの大統領就任式会場に到着したトランプ氏(2017年 ロイター/Carlos Barria)

[ワシントン 20日 ロイター] - ドナルド・トランプ氏は、騒がしいセールスマンの作法と既存の政治秩序に対するあからさまな軽蔑が入り混じった、選挙戦開始当初と同じスタイルのまま、米国の第45代大統領に20日就任した。

 これにより、トランプ氏は、国内外に明確なシグナルを送った。新大統領は選挙期間中と同じように統治に当たる。自身が所属する共和党にさえ歩み寄ることを拒み、米国民に直接メッセージを届けようとしているのだ。

 トランプ氏は就任に際して、個人崇拝をホワイトハウスに持ち込むのではないかという選挙期間中に築き上げた懸念を払拭するような素振りをまったく見せなかった。現代米国史上最も対決色の強かった選挙において、彼に投票しなかった千万人単位の米国民に対する和解の呼び掛けも、ほとんどなかった。

 リアリティー番組のスターだったトランプ氏は、米国の現実について、破滅的なビジョンを描き出した。犯罪と移民、テロ、不公正な貿易協定の包囲攻撃に見舞われている米国、というイメージだ。

 「米国における殺りく、まさにここで、たった今終わりを告げる」と彼は宣言し、自らを「普通の米国民」の旗手であるように装った。

 問題の深刻さを人々に警告した後、トランプ氏は選挙期間中と同様に、彼と彼の率いる「運動」が唯一の解決策であると提示した。統治に当たってパートナーとなる共和党議員たちには一言も言及しなかったし、もちろん、激しく対立してきた民主党関係者にはまったく触れなかった。

 トランプ氏は政界のアウトサイダーとして選挙を戦い、民主党だけでなく、自分の所属する共和党の罪も批判してきた。連邦議会議事堂の階段で行われた就任演説でも、トランプ氏が、戦場に片足を置いたまま権力を握った反乱軍の指導者として、アウトサイダーとしての立ち位置を維持するつもりであることが明らかになった。

 選挙期間中からのポピュリスト的なテーマを引き継ぎ、トランプ氏は政治家たちが多年にわたり国民を犠牲にして繁栄してきたと告発した。

 トランプ氏は、就任演説のような機会によく見られる高遠な表現を避け、もっと無遠慮なポピュリスト的な宣言を選んだ。

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