[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の113.61/63円だった。午前に113円前半まで下押しされたが、米長期金利の持ち直しを横目に底堅さも意識され、午後は113円半ばにじりじりと上昇した。

午後のドル/円は、正午あたりから113円半ばを軸にしたもみ合いが続いたが、午前中にやや低下した米10年債利回りが2.46%付近に持ち直すのを眺め、ドル/円もじりじりと水準を戻した。

ただ、上昇の勢いは出ず「明確な方向感は出ていない」(国内金融機関)と見られた。中国などでの春節休暇を控えたポジション調整の動きも紛れ込んでいたもよう。

みずほ銀行の国際為替部次長、田中誠一氏は、目先はトランプ政権の動向を見極める展開が続くとみているが「(3月利上げの可能性を測る材料として)米雇用統計などの数字がなければ、トレンドは出にくそうだ」と指摘している。

午前のドル/円は、午前8時台と9時台に114円を試したものの乗せきれず、短期筋のロングの投げを誘発して反落した。

その後は、前日反発した米長期金利の反落や、日経平均の上げ幅縮小などを受けて改めて売りに押され、113.37円まで下押しした。

市場では「目先の動きはよくわからない。ただ、トランプ大統領の内向き政策に対する不安があるのは確かで、腰の入ったドル買いが出にくい」(証券会社)との声が聞かれた。

財務省が発表した12月の貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は6414億円の黒字となった。この結果、2016年通年の貿易黒字は4兆0741億円となり、通年では6年ぶりの貿易黒字。

対米国の商品別輸出では、12月の日本からの自動車輸出は対前年比9.7%増の4704億円と、2007年12月以来9年ぶりの高水準となった。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 113.61/63 1.0724/28 121.84/88

午前9時現在 113.86/88 1.0726/30 122.13/17

NY午後5時 113.78/80 1.0730/32 122.08/12

(為替マーケットチーム)