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準備通貨ポンドの地位低下、EU離脱や中国保有減で=ドイツ銀行

2017年1月26日

[ロンドン 25日 ロイター] - ドイツ銀行は英国の通貨ポンドについて、欧州連合(EU)離脱や中国の保有高圧縮により、国際準備通貨としての役割が低下するとの見方を示した。

ドイツ銀は、中国人民銀行(中央銀行)による外貨準備の位置付けが富から為替管理へと変化したことで、「中国の外貨準備に占めるポンドの割合は2015年初め以降、約10%から1桁前半台まで低下した可能性が高い」と分析。

中国が人民元の管理を緩めるのに伴い、人民銀は監視対象の通貨リストを拡大し、円や新興国通貨が及ぼす影響を注視しているという。

また、この報告書を作成したロビン・ウィンクラー氏は、英国のEU離脱(ブレグジット)決定直後のポンド急落による他の通貨への影響は限定的だったことに言及、これはポンドの準備通貨としての地位がEU離脱後に低下する前触れであることを示唆していると指摘した。

 「準備通貨が国家の富ではなく、通貨ストレスに対する備えである限り、ブレグジット後の国際資本フローにおけるポンドの役割が薄れれば、準備通貨としての地位を恒久的に低下させるだろう」とした。

最新の国際通貨基金(IMF)データによると、世界の外貨準備に占めるポンドの比率は4.5%で3位。だがトップのドル(63.3%)、2位のユーロ(20.3%)との差は大きい。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、世界の外貨準備に占める比率が3%を割り込めば、準備通貨とは見なされず、英国の格下げにつながる可能性があるとの見解を示している。

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