[北京 26日 ロイター] - 2016年の中国の工業部門企業利益は8.5%増加し、3年ぶりの大幅増となった。15年の2.3%減から増加に転じた。建設ブームが鉄鋼やセメントなど建材価格を数カ月にわたり押し上げ、企業に債務返済に着手する余地が生まれた。

多くのアナリストは中国の2017年の経済成長率は6.5%程度に鈍化するとの見方を維持しているが、企業利益の力強い伸びは17年に工業投資が着実に上向く可能性を示唆している。

国家統計局が26日発表した12月の工業部門企業利益は前年同月比2.3%増加と、11月の14.5%から伸びが大幅に鈍化した。

調査は主要事業の年間売上高が少なくとも2000万元ある大企業を対象に実施された。

ただ、工業部門の中でも企業利益の回復状況はまちまち。石炭会社や鉄鋼・石油精製などの加工セクターは引き続き、他業種よりも大幅な増益が見込まれている。

2016年は石炭セクターの利益は223.6%増、鉄鋼セクターの利益は232.3%増だった。